2011/11/26

告知2011.11.26

えー、無事に「11人もいる!」第六話が放映されて、無事に私も出ておりました。
いやなヤツだねー。
収録は田辺さん、きたろうさんと、知り合いが多くて安心でした。
映像の現場で知り合いと一緒だとホッとします。
まあそれほどまでに映像慣れしていないんですね。
光浦さんとは初めましてでしたが、
同じアゴメガネとして緊張感なくできました。
ていうか、アゴメガネ繋がりでのキャスティングでしょうね。
本当に妹のような気分でした。妹いないけど。

しかしいやあ面白い! 台本読んでストーリー知っているのに面白い!
見てて普通に声上げて笑っちゃった。
上手いなあ、きたろうさん。良い顔するなあ、神木くん。絶妙だな、星野さん。
他にも一杯知り合いが出ていたなあ。 広末さんとか皆川くんとかまことさんとか小松さんとか泰志さんとか一生さんとか。
そんな中、一番面白かったのは田辺さんの「あざっした!」でした。ナイス田辺!

毎回怒濤の展開をするこのドラマ。
さすが宮藤さんです。面白い!
しかしまだまだグイグイ展開しますよ。
先のストーリーを知っている私ですから断言します。
更に面白くなりますよ! 来週以降も乞うご期待!

ええと、そんなワケで出番が終わったわけですが、
再来週の第八話にもチラッとだけ登場するはずです。
本当にチラッとですが。

こんなイヤなヤツですが、実はお母さんも妹も愛してはいるんですよ。

2011/11/24

告知2011.11.24

既に「十一ぴきのネコ」の歌稽古が始まって忙しくなり、
その割にまだ舞台を見に行っていたりして結構忙しい日々です。
なので本コンテンツの更新がままなりません。

以前予告した新宿区や千代田区への旅行(フィールドワーク)もしたし、
さらに中野区や杉並区にも行っているのですが、それについてはまた後日。
予告として、こんな写真を載せておきましょう。



なに? この二連ゾウ?


さて、お仕事の告知です。
前回の予告編にチラッとも登場しなかったので自信がありませんが、
テレビ朝日系で放送中の深夜ドラマ「11人もいる!」の次回放送分に出演しているはずです。
宮藤官九郎さんが脚本で、田辺誠一さんや演劇関係の俳優も沢山出ているドラマです。
出ている人が言うのもなんですが、むちゃ面白いです。
笑わせるし泣かせるし、オチが付いたと思ったらもう一押しあるという、
実に巧妙な仕掛けのホームドラマです。
次回、第六話は11/25の深夜。
本当に出ていれば出ています。ちょっとだけですがね。

それから、久しぶりに宣伝美術の仕事をしました。
旗揚げからほぼずっとチラシを作り続けている関西の劇団
プロジェクトKUTO-10の最新作「楽園!」のチラシを作りました。
今回は初の東京公演あり!
しかも新感線から村木よし子姐さんも出ています。
気になる方は是非!
私も行けそうなら絶対に見に行きますよ!

2011/11/19

告知2011.11.19

例によって月一で配信されています「劇団☆新感線 粟根まことの感隙トーク!」の第八回が出ましたよ! 前回に続き松永玲子さんをゲストにお迎えして、演劇やら落語やらパソコンやらの話をしていますが、よく考えると飲み屋のダベりと大差ないような気もします。が、それもまた良し。良いのか?
http://www.radiodays.jp/item/show/200805
さらに大阪話が過熱して「猫間川商店街」について二人でやたらと盛り上がるのでした。なんだ、猫間川って?

それと、現在発売中の「演劇ぶっく」には「髑髏城の七人」の記事がたくさん載っているらしいですよ。中には早乙女太一くん、勝地涼くん、それに私の鼎談も載っているそうです。まだ見てないからどんなのか知りませんが。ちなみに連載の「人物ウォッチング」は小池栄子さんです。似てないけど。

2011/11/16

テシタル地上派 018 2011.11.11の巻

去る2011年11月11日は1と言う数字が並ぶ日でしたね。巷では「ポッキーの日」と言われておりました。これは、江崎グリコが11月11日を「ポッキー&プリッツの日」として日本記念日協会の認定を受けているからですが、一般には「ポッキーの日」として認識されています。しかし、これにトッポ派が黙っているはずもなく、反対デモ行進をしたというニュースが入っています。もちろん虚構です。
http://kyoko-np.net/2011111101.html

同じく今年の11/11には下北沢GARDENであるライブが行われました。3バンドが集結するライブ。その3つとは、LASTORDERZ、メトロファルス、鹿殺しRJP。彼らの音楽を知っている方にはどうにも解せない対バンですが、この3バンドにはある共通点が有りました。それは何でしょう?

はい、正解。それぞれのメンバーに、田口トモロヲさん、伊藤ヨタロウさん、山岸門人さんがおり、この夏に上演された「CLOUD-クラウド-」という舞台で共演した仲なんです。ちなみに鈴木浩介さんと私も参加しておりまして、当日は、稽古で忙しかった浩介さんを除いた四人が久しぶりの再開を祝ったのでありました。
もちろんライブはサイコーでしたよ! 私は3バンドともCDもTシャツも持っていますからね!


さて、同じくこの11/11にはある製品が発売されました。それはソニーの「HMZ-T1」。この型番でピンと来る人はいるでしょうか? 当然のように発売日に手に入れた私は色んな人に写真を見せて自慢しましたが、誰一人として知っている人がおらず、当然誰一人ビックリせず、説明しても誰一人感心してくれませんでした。でも! この製品は革命的な製品なんですよ!

当のソニーでは「Personal 3D Viewer」と呼んでいますが、要するに「3D映像が見られるヘッドマウントディスプレイ」です。ヘッドマウントディスプレイって知っていますか? 一時流行りました、ゴーグルの様に装着することで目の前に巨大なスクリーンがあるように見られるディスプレイのコトです。それの3D版なんです!
http://www.sony.jp/hmd/products/HMZ-T1

SONY 3D対応ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1
ソニー    価格:129,800円

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この製品の何が革新的なのかと言いますと「裸眼で超迫力の3D映像が見られる」という所です。昨今流行の3D映像ですが、基本的には対応するメガネをかけなければいけないという弱点がありました。方式は色々ありますが、要するに立体視というのは左右の目に別の情報を送り込むコトで発生します。それをあのメガネが制御しているのですが、そのために目の前に一枚フィルターを介することになり、どうしても画面が暗くなり色味が悪くなってしまうのです。
また、左右目用の映像を超高速(一秒に120回くらい)で切り替えて表示しているのですが、この分離が上手く行かないと「クロストーク」と呼ばれるチラチラが発生してしまいます。なにしろ超高速ですからね。
そんなワケで、メガネ式の3Dの場合、暗くてチラチラする画面を見てしまう可能性があったのです。もちろん各社ともそんなマイナスをできる限り軽減する技術を開発していますが、どうしてもその傾向があるんですね。
あと、Nintendo3DSの場合は裸眼でも立体視ができますが、立体感が得られるポイントが極端に狭く、プレイ中に動いてしまうとチラチラします。また、画像解像度も低いために精細感に欠けるのも弱点ですね。

そんな中、この「HMZ-T1」がスゴイのは、裸眼立体視なのに高解像度で明るくチラつきがない、という所です。まあ、ゴーグル型の重いパーツを頭につけるのを「裸眼」と呼べるかどうかは微妙なところですが、なにしろ一度付けてしまえば頭を動かしても目の前に画像が広がるという点では裸眼っちゃあ裸眼ですよ! そうなんですよ!

ええと、それがどれほど異様な光景かはこちらの写真をご覧下さい。





うわあ、異様! いよう!と思わず声をかけたくなるくらい異様ですね。しかし、このようにガッチリと顔面にセットしてしまえば、目の前にはビックリするほど綺麗な3D映像が広がるんですよ!
メーカーの説明では「750インチの画面を20mの距離で見る仮想画面」でして、ザッと言えばIMAX映画館のど真ん中で見ているようなカンジといえば判りやすいでしょうか。目の前一杯に広がる美麗な画面、しかも3D! もちろんクロストークはなく、フィルターを介さないので明るいです。しかも有機ELディスプレイですから超キレイ! 応答性能が速く、自己発光の素子ですから黒が黒としてビシッと決まります。

ひずみもチラつきもなく明るく美麗な3D画面というのは今までに体験したことのない映像美。たとえIMAX映画館でも体験できません。これは現在考え得る最高の3D体験なのではないでしょうか!


とかいいながら、いくつか問題点があります。そりゃそうですよね。ていうか、ご想像の通りです。まず、当然ながら一人専用です。普通の3Dテレビなら対応メガネを買い足せば数人でも楽しめますが、これは完全に一人用。それから、視界がほぼ完全に覆われるので手元がチラッとしか見えません。コントローラを探したり、途中で飲み物を飲もうと思っても、まるでメガネを探す横山やすし師匠のように手探りで探さねばなりません。
さらに、グッと顔に密着するように装着するので、おでこと鼻に当たるパーツが痛いです。もちろん加減して付ければ良いのですが、長時間装着しているとどうしても痛くなってきますね。とにかく、装着に関しては色々と試行錯誤をしなくてはなりません。ま、一度セッティングしてしまえば後は簡単なのですが。

まあこのように利点弱点がハッキリしたこの製品。とりあえず一人で手軽に3D映像を楽しみたい! というニーズならば現段階で最高の選択肢だと思います。価格も6万円程度とお手頃。ただし、今はプレミア価格で高騰しているみたいですから少々お待ち頂ければ6万前後に落ち着きます。
もちろん映画だけではなく、ゲームも3Dになりますからビックリですよ! PS3とセットで使えば無限の3D体験が待っています。待ってはいますが、それを渇望している人は意外と少ないのだな、という現実もありまして、まあ正直言って私のための製品だと言っても過言ではありません。
やもめの男が家でこんなゴーグルをはめて深夜に「おおッ!」とか言っている情景を思い浮かべて頂ければその異様さが判ろうというモノですが、こればかりは体験した人にしか判らない醍醐味です。家電量販店などでデモ展示されているみたいなので、機会があれば一度この衝撃を味わって下さい。

あと、同じくこの11/11には私が出演しております映画「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」のDVDが発売されました。結構出番があります。気になる方にはご覧頂きたい。ただし、こちらは3Dではありませんからね。ま、当然か。

これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫 スタンダード版 [DVD]
アミューズソフトエンタテインメント  出演:浅野忠信,堀北真希  価格:2,967円

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あ、そうだ。今回から入りました製品amazonリンクですが、これは単に商品紹介のためであってアフィリエイトではありません。ほら、写真付きで紹介するのに便利だからさ。

2011/11/08

告知11/11/08

月一で連載しております「演劇キック」内の私の連載、
「未確認ヒコー舞台:UFB」の第五回が更新されております。

会員制のサイトですが、無料ですのでぜひ一度ご覧下さい。
私以外の連載も面白いですし、編集長と植本潤さんによる観劇オススメ情報も載っていますよ!
今回のお題は「出トチリ」。実際にあった面白話が書いてあります。
ホントに面白いかどうか判らないけど。


さて、本コンテンツも更新したいのですが、意外と忙しいよね。
オフを利用して結構なペースでの観劇三昧です。
色々と行かなきゃいけない舞台が多いのよ。

そうそう、来年頭の「十一ぴきのネコ」の本チラシが出始めました。
和田誠さんのイラストの、とっても可愛らしいチラシです。
劇場でゲットして下さいね。

2011/11/01

テシタル地上派 017 信濃町の坂の巻

なんか寒くなったり暑くなったり、やっかいな季節ですねえ。でも、朝晩はかなり寒くなってきて、嬉しいやら悲しいやらです。私は暑いよりは寒い方が好きなので。でも、いざ寒くなり始めると戸惑いますね。なんか急だったし。

さて、いろんな締切を仕上げて、やっと本格的なオフに入った私です。とか言いながら別な仕事も入っていますが、それについても近日ご報告したいと思います。
オフとなれば旅行ですよ。そう、例の新宿区への旅行です。まあ散歩ともいいますね。うん、散歩です。いや、フィールドワークですよ!
今やGoogle MapやStreet View、iOSアプリの「東京時層地図」や「今昔散歩」がある時代。PCやiPhoneがあれば東京各地の年代別地図も高低差地図も簡単に見られるんですよ。他にもいろんなアプリやWebサイトや書籍や地図がありまして、望んだ時代の地図や航空写真が見られます。それらを駆使すれば家に居ながらにしてその土地に行った気分になれます。

しかし! 実際に歩いて見なければ判らないモノがあるんですよ。ここで空気感とか言えればちょっとカッコイイかもしれませんが、なんかそれとも違う気がします。例えば坂道の傾斜具合などは実際に歩いてみないと実感できないじゃないですか。思ったよりもきついぞ、とか、ココからだとこういう景色が見えるんだな、とか。
あとはヒョイと覗いた細道の風景とかですかね。細い行き止まりの路地の真ん中に下水ブロックなんかがあると、ココは昔長屋だったのではないか、とか思いますし、やたらにマンホールがある曲がりくねった路地は暗渠なのではないか、とも思いますし。
家々の古び具合とか道の曲がり具合、石垣の高さや商店の品揃えなども実地で見てみないとピンと来ないモノなんです。それが判ったからといって何にも得はないのですが、個人的に納得できて安心するんですよ。何の役に立つのかと言いますと、人に「東京の凸凹と歴史」について話す時に役立ちます。そんなコトを興味深く聞いてくれる人も少ないですがね。

あ、そういえば先日、飲み屋で知り合いに目白にある、私の大好きな「のぞき坂」という急坂について話したら、その人はかつてその坂ぞいに住んでいたことがあって、やたらと盛り上がりました。そういうコトってあるんですなあ。相当に稀な例だとは思いますが、そんなコトもあるんだよってコトで。
この「のぞき坂」は「広くて長くて真っ直ぐな急坂」としては23区内としてはもっとも有名な坂です。車で降るとジェットコースター気分が味わえるんですよ。目白通りのセブンイレブンの角を曲がったところです。ちなみにココ。

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さて、新宿区でのフィールドワークですが、中央線や総武線に乗って、JR信濃町駅と四谷駅の間で北側を見ていると、車窓にこんな景色が見えます。

ああ、もどかしい! やはり走る電車から写真を撮るのは難しいですねえ。これも地図でお見せいたしましょう。

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この、南元会館の角から南に延びている一方通行、これが「新助坂」です。

かつてこのそばに「新助さん」が住んでいたから新助坂。まんまですね。おそらくかなり有名な人だったんでしょう。中々に急で真っ直ぐで好ましい坂です。この坂を下りきるとJR高架線にぶち当たりますが、左折して線路沿いを歩くと、また左手に今度は上り坂があります。こちらには名前が付いていません。が、こちらの方が良い坂なのですよ!


新助坂より細くて急で微妙に曲がっていて、なんか風情があるんですよね。


電車から見ても、こちらの坂の方が登り甲斐がありそうだったんですよ。そして実際にこちらの方が面白い坂でした。面白い坂ってのもどうかと思いますが、個人的には「良い坂」でした。

これらの坂からも判る通り、このあたりは高低差の激しい場所で、かなり入り組んだ地形です。現在の若葉通りには桜川という川が流れていましたが暗渠化されています。この桜川の流路がかつての「鮫ヶ橋谷町」であり、この「鮫ヶ橋」あたりも歩き、それについても書きたいのですが、こちらは言葉を選びながら書く必要がありそうなのでまたいずれ。

この日はあまり時間がなくてチョロっとしか回れなかったので、いつか改めて訪れてみたいと思います。