2012/06/23

任天堂とマイクロソフト

今、任天堂とMicrosoftが熱いですわよ!


任天堂が色々発表しましたが、中でも個人的に熱いのが3DS LL発売!

二回りほど大きくなった3DSってコトでして、大きくなった以外にはなんら新機能は無さそうですが、この「大きくなる」というのが重要なんです!
誰にとって?
そう、老眼が進んだオールドゲーマーにとってだ!

私ももう50歳近いワケですよ。そうなると老眼が出てくるワケですよ。元々近眼ですからそれほど深刻ではありませんが、電車内で文庫本を読んだりする時にはちょっとメガネを前にズラさないと小さな文字が読みづらくなってきております。これが老眼です。
携帯ゲーム機に関してもしかり。小さな画面の携帯機は読みにくくて困っていたのです。
そんな昨今に3DS LLが出るってんですから飛びつかない方がおかしいでしょう。これは買いです! ただし老眼の方のみ!
結構周りのゲーマーたちもそろそろそんなお年頃ですから、 みんな喜んでいるはずです。いや、今、私のゲーム友達の多くはPSO2のコトで頭がいっぱいだからそれどころではないか。いや、もうすぐ「カルドセプト」3Dが出るから気になっているはず!

そしてMicrosoftもタブレット機「Surface」を発表しました!

打倒iPad臭がぷんぷんしますが、このSurfaceは見た目こそiPadに似ていますが、全く違うコンセプトで作られているようです。
なによりも、近々発売予定の新OS「Windows 8」 との互換性を持っていること。Appleの場合、MacとiPadとの関係は「同期は取れるけれどもOSレベルでの互換性はない」のに対して、SurfaceならばWindows 8マシンとほぼ互換性がありそうなんです。
つまり、「MacはMac、iPadはiPad。上手く使い分けてね」という発想と、「Windows 8マシンとSurfaceは同じモノだから場所に応じて持ち替えてね」という発想。それが故に標準でキーボード内蔵のTouch Coverとスタンドを付けますよ、ってコト。超軽量なノートPC的な使い方を想定していそうです。

後発ならではの新しい発想。これまでタブレットと言えば「iPad対Android」という対立が出来ていましたが、これからはSurfaceが加わって面白くなりそうですよ!

最後に、もう一つゲーム関係のグチを一つ。
Xbox360+KINECTで話題の「重鉄騎」ですが、個人的には大期待だったのですが、なにしろ誤動作が多くて面白くなる前に挫折しそうですよママン! 助けてママン!
それよりも「Magic:The Gathering - Duels of the Planeswalkers 2013」が完全日本語対応で面白すぎて困っています! ついついプレイしちゃう!
ええと、結構忙しいのに久々にゲーム熱が戻ってきていますよ!

2012/06/20

テシタル地上派 027  WWDC 2012

ああ、気がついたら「シレンとラギ」も残り二週間を切りました! 永遠に続くかと思われた本番も、終わるときには終わるもんですねえ。いや、まだ終わってないけど。ここからがまた注意しなくてはならない期間ですけど。しまっていきましょう。

さて、去る6/11、アメリカでApple社の発表会・WWDC 2012が開催されましたね。いや、開催されたんですよ。あまり詳しくない方は、ああ開催されたんだなあ、とだけお思い下さい。とにかく新製品が発表される場です。
どのような新製品が発表されるんだろう、とAppleファンを中心に多くの人々が注目していました。私もネット速報を注視していました。ウソです。夜中だったんで寝てました。ほんで朝起きてまとめ記事で確認しました。
気になる方はIT系のサイトでご確認いただきたいのですが、ザックリとまとめてみましょうか。

●新OSXであるMountain Lionは7月発売
●iOS6は秋リリース
●MacBook Pro、MacBook Airシリーズが刷新
●新しいラインナップとしてMacBook Pro Retinaディスプレイモデルが発売
●AirMac Expressのデザインリニューアル

てな感じ。
それぞれについて細かく書きたいのは山々ですが、長くなりますので詳しく知りたい方はこちらで。
http://www.gizmodo.jp/2012/06/_wwdc2012_all_entry.html
http://japanese.engadget.com/2012/06/11/wwdc-2012/

ただ、コレについてだけは書かずにはいられないッ!
MacBook Pro Retinaディスプレイモデル!

retinaというのは「網膜」という意味で、人間の目が認識できると言われている解像度・300dpiよりも細かく表示できる液晶を「レティーナ・ディスプレイ」と名付けて、採用しているのです。
例えばiPhone4、4Sでは326dpiの液晶を、iPad 3rdでは264dpiの液晶を採用しており、かなり近くで見ても液晶のドットが見えません。事実、初めて店頭のデモ機でiPad 3rdを見たときは、液晶面に写真を貼り付けていると勘違いしてしまったほどです。そう、「まるで写真のようだ」というのがこのディスプレイの美しさを表 すのに相応しいと思います。

で、そんな高精細な液晶を初めてノートPCに搭載したのがこちらのMacBook Pro Retinaディスプレイモデルなのです!
もともとは、画面と印刷物が同じサイズになるWYSIWYGという概念により、Macのディスプレイは72dpiに固定されていました。しかし、時代と共 によりたくさんに情報を表示するためにディスプレイの解像度が上がってきました。今では110dpi程度になっています。
しかし、Retinaモデルに搭載されている液晶は220dpi。倍ですね。段違いに高解像度です。私もまだ実物は見ていませんが、相当に美しいディスプレイだそうです。これは気になりますよね!
(とかいいながら、Retinaディスプレイの解像度の定義が徐々に下がってきているのは気になりますけど。ま、220dpiでも充分に綺麗なはずです)

その他にも革新的な仕様が満載です。まずサイズと重さ。厚さが1.8cmで重さが2kg。最新スペック内蔵にしては驚異的な薄さと軽さです。
また、バッテリーが良くなって駆動時間が7時間というのも驚きです。
さらに最新規格の入出力ポートであるUSB3.0とThunderbolt、HDMIを搭載。その代わり従来の規格であるEthernetポートやFireWire800ポートが削られました。
また、光学メディア(DVDとか)のスロットも無く、マイク端子もありません。

要するに、古い規格を全て捨て、最新のポートのみを搭載し、光学メディアを排除して、無線LANによるクラウドストレージでのデータ交換などを視野に入れ、高解像度ディスプレイで美しい映像を見てね、ってコトですよ。
とにかく次世代を見据えて現在考え得る限りの最新技術を詰め込んだ、言ってみればコンセプトモデルのような存在なのです。
だから、最高性能ではありますが、今現在はその実力を発揮できないかもしれない、という先取りしすぎなモデルとも言えましょう。これらのポートに対応した 製品も少なく、またこの解像度に対応したアプリケーションもApple純正以外には少なく、その点に於いても不安があります。
私も欲しいのは山々ですが、実際のトコロ、コレをメインマシンにしてしまうと色々と不都合が出てきそうで恐いのも確かです。なので、来年以降に出たら買おうかな、程度の認識ですよ。


とまあ、WWDC 2012で発表された新製品をザッとご説明いたしましたが、ここからが本題です。まだ本題じゃ無かったのかよ!
前回書いた「17インチモデルが無い!」という叫びですが、そのまんまで申し訳ありませんが、「今回刷新されたMacBook Proのラインナップの中に17インチモデルがない」という意味でして、さらにRetinaモデルも15インチモデルだけですし、当然ながら MacBook Airに17インチモデルがあるはずもなく、とにかく新製品に中には17インチモデルは無かったのです。
しかも! それだけではありません! なんと、ラインナップが新製品に統一されたため、ネット上のApple Storeでは17インチモデルを買うことができなくなっていたのです! その前日までは買えたはずなのに、新製品発表と共に消え失せてしまったのです!
ええと上手く伝わっていないでしょうか? 私の興奮と驚愕がおわかりでしょうか? ちょっと不安ですが、要するに、今、17インチモデルを買おうと思えば、いろんなお店(実店舗、ネットショップ併せて)の店頭在庫分だけしかない、というコトですよ!
今回、17インチモデルが出なかったのは現実ですが、今後どうなるかは不明です。次の刷新の時には17インチが復活するかもしれないし、しないかもしれな いし、Retinaディスプレイモデルがでないとも限りません。まあとにかくいろいろ不明なのですが、現実問題として「今、新品の17インチモデルが欲し ければ店頭在庫を押さえるしかない」ってコトだコラー!

私の今のメインマシンである17インチを買って三年ほどが経ちます。色々と不満な部分も出てきていましたので、今回のWWDCで新製品が発売されれば速攻 で買うつもりでした。買い換える気マンマンでした。でも、発売されなかったどころかStoreから17インチが消えてしまったんですね。これは予想外!
ここからの私の思考です。
17インチを買うつもりだった人は多いはず→ 発売どころかラインナップから消えてしまった→ 一世代前の17インチが最新モデルと言うこと→ 今後17 インチが発売されない可能性もある→ となればコレが最後のモデルかもしれない→ 17インチが必要な人は店頭在庫を漁りにかかる→ 一気に在庫が無くな る!
という思考を展開するのにわずか0.02秒! 無くなる! 店頭からネットショップから市場から世界中から17インチモデルが無くなる!
そう思ってしまったら矢も盾も堪りません。今、まさに世界中から注文が殺到しているのではないか? 今、最後の一台が売れてしまったのではないか? そんな焦りが私を襲います。

しかし、このニュースが出たのが6/12(火)の朝。その日の公演は2ステージ。昼公演があるので早く家を出なければなりません。取り急ぎ、電車を乗り継ぎながら考えました。
最新技術の詰まったRetinaモデルを買うか? 高速美麗軽量だし、なによりみんなに自慢できるぞ! それとも順当に普通の15インチモデルを買うか?  来年辺りに出そうなRetina17インチまでのつなぎとして。 いや、いっそここはMacBook Airを買って持ち運べるようにするか?
電車の中で、そして歩きながら色々と考え、劇場に着く頃には考えが決まっていました。「17インチモデルを買おう!」ずっと17インチに慣れていた私が急 に15インチを使えば絶対に狭く感じるに決まっているんです。一世代前といっても去年の秋のモデルだし、つい先日まで最新モデルとして売っていたのですか ら。

さあ、そうなったら早速探さなくてはなりません。今からヨドバシやBICに行くわけにはいきませんからネットショップです。早くしないと売り切れてしまう!
こういう時にiPadは便利ですね。画面が大きいからPCで見ているのと大差ない大きさで確認できます。チェックしてみるとヨドバシ・ドットコムにも amazonにも楽天にも在庫はあります。しかし店によっては在庫僅少となっているものもあります。amazonの中でもいくつかの店が出していて値段も 在庫も様々。さあどれにするか?
私はamazonプライム会員ですからamazon本家からなら送料無料で翌日配達です。よし、じゃあちょっと高いけど本家から買おう。ついでに増設メモリも買おう。ポンポ〜ンとカートに入れます。
と、ここまでをストレッチやら本番準備やらの合間を縫って終えました。しかし、冷静になって考えてみると20万円を越える買い物です。そんな大きな買い物 を芝居の合間に劇場から買ってしまって良いものか? ていうか、ホントに買うの? 買い換えるの? 最新でもないPCを?
色々な思いが交錯します。確認するセリフの合間で交錯します。メイクするアイライナーの隙間から交錯します。いかん! このままでは芝居に集中できん! よし、買っちゃおう!
てなワケで、ポチッとiPad上の購入ボタンを押したってワケです。よーし、これで心おきなく舞台に集中できますよっと。そして翌日にはウチに届きましたよっと。でも忙しいからしばらく触れませんよっと。


ええと、そんなこんなで買っちゃいました。どうせOSのアップグレードとかデータの移行とか、例によってバタバタすることは目に見えていますから、それについてはまた後日ご報告したいと思います。
あと、もう一つだけご報告を。あれだけ焦って買いましたが、すぐに在庫が無くなると思いましたが、世界中の17インチファンが殺到すると思いましたが、世界中で血眼になって探されている思いましたが、案外そうでもありませんでした。今でも在庫あります。ぎゃふ〜ん!

2012/06/12

17インチがない!

17インチがない!

無い!

retinaは嬉しいんだけど

17インチモデルがない!

2012/06/11

さあ6/11!

いよいよ6/11、以前書きましたAppleのWWDC2012が開幕です!
いや、まだ開幕していません!
だってアメリカはまだ6/11の午前中だから!

えー、というワケで、WWDC2012は日本時間6/12の2:00から。
いったいどんな新製品が発表されるのでしょうか!
とりあえずiOS6は確定しているようですが、
他には何が出てくるんでしょうね!

とか言っている今日、微妙なニュースがリリースされました。
NTTドコモがタワーレコードを子会社化するそうです。

これがどのように影響するのか、私には全く判りません。
とりあえず良い方向に発展して頂ければ嬉しいのですが。
個人的にはタワレコには消えて欲しくないのです。
なのでCDはなるべくタワレコで買うようにしているくらいです。
amazonで探して「欲しいものリスト」に入れておいて、
それを見ながらタワレコで探して買う、というホドの入れ込み具合です。
だからなんなんだと言われても困りますよね。
うん、まあそれだけなんですけど。

そんなワケで、とりあえずWWDCは気になるけど、
明日は昼公演があるので長くは見ていられないな。多分。

2012/06/01

最近の舞台情報'12初夏

ええと、バタバタしているウチに「シレンとラギ」の東京公演が始まっていますよ。あ、大阪公演も無事に終わりました。私も元気です。そういえば最近天気が不安定ですよね。
バタバタし過ぎて近況報告がとっちらかってしまうほどですが、それは舞台のせいではなくて、空いた時間に舞台を見に行って飲み会に参加してしまっているからですね。自業自得です。

おかげさまで「シレンとラギ」はほぼ満席の状態でやらせて頂いておりまして、本当に有り難い話です。しかし、最近見に行っている舞台では、良い芝居なのに空席が目立ってしまっているのが残念です。まあ私が行くのが平日であるのも大いに関係しているかとは思いますが、それにしても勿体ない話です。
なので、そのうちのいくつかをご紹介して、少しでも動員に繋がればなあとか思いながら書いてみますよ。

まずは演劇集団キャラメルボックス「無伴奏ソナタ」。
http://www.caramelbox.com/stage/mubansou-sonata/
オーソン・スコット・カードの短編を原作としたSFというかファンタジーというか、でもヒューマンドラマでもある作品です。あらすじは公式サイトをご覧戴くとして、音楽の天才がある事件により音楽を禁止されるという、実に悲しくもどかしいストーリーです。
原作のオーソン・スコット・カードは「エンダーのゲーム」シリーズで有名な、私も大好きな作家です。元は短い小説ですが、それを上手く広げながら丁寧に描いていきます。シンプルなセットと効果的な照明も印象的で、演劇好きはもちろん、音楽好きにも共感を持って頂ける作品だと思います。
東京公演は終わってしまいましたが、神戸公演は6/2〜4に新神戸オリエンタル劇場にて。

次は青山円劇カウンシル#5〜true〜「リリオム」。
http://www.nelke.co.jp/stage/liliom/
こちらはハンガリーの作家モルナール・フェレンツが百年前に書いた戯曲を、映画俳優と小劇場俳優の混成メンバーで完全円形に仕上げた舞台。少々変わった構成にはなっておりますが、こちらも丁寧な描き方が印象的でした。飛び飛びの時間軸の中で、乱暴者である主人公・リリオムの内包する不器用な優しさが少しずつ立ち上がり、きらめいていく様はお見事です。
こちらは青山円形劇場にて6/3まで。

最後は入江雅人グレート一人芝居「マイ クレイジー サンダーロード」。
http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/iriehitori2.html
ご存じ入江雅人さんの一人芝居第三弾。最近は特に業界内で大評判となり、演劇関係者の間で語り草となっているシリーズ。ショートコントオムニバスという形態を取ってはいますが、やはりココまでクオリティが高いとやはりこれは「一人芝居」だと思います。
いや、内容はナンセンスコント中心なんだけど、何よりも入江さんの演技力の高さが際立ってるんだよね。で、このタイプのコントオムニバスだとスタイリッシュなのが主流だと思うのですが、全然スタイリッシュではありません。とにかく直球勝負。生身の入江雅人さんが一人で舞台に立っている。その存在感が圧巻です。
こちらも渋谷CBGKシブゲキ!!にて6/3まで。

いずれも今週末に終わってしまう舞台です。いずれも週末はチケットが売れていると聞いておりますので、行ってみたら満席だったという事態もあるかもしれませんが、今週末にお暇にしていらっしゃる方で何か面白い舞台が見たいという方がいらっしゃいましたら、是非に。