2014/12/29

地テシ:063 2014年の写真 落ち穂拾い その三

今日ご紹介するのは渋谷駅と白金高輪駅近辺の写真ですよ。あ、どちらも渋谷川・古川沿いですね。いや、行ったからさ。そして面白かったからさ。ご紹介したくて。


今年の春に上演されました「蒼の乱」の東京公演会場は渋谷ヒカリエの東急シアターオーブ。そのロビーからすぐ下の渋谷駅が見下ろせます。ここ最近は渋谷駅が大改造中でして、大がかりな工事が行われております。その工事も上から見下ろせたのね。
そして、その工事の一つが渋谷川の流路変更工事。


渋谷川というのは渋谷駅のすぐ横というか下というか、まあその辺りを流れているのですが、渋谷駅南端までの上流は暗渠です。その暗渠の、渋谷駅真下を流れている部分をちょっと移動させようという工事ですね。小規模な瀬替えです。

渋谷川はかつてあった東急百貨店東横店東館の真下を通っていました。この部分です。


なので東館には地下売り場がなかったことは有名です。その東館も現在取り壊し中でして、その工事を上から見てみた写真です。その跡地にビルを建てるため、渋谷川が邪魔だったんでしょうね。そのための瀬替えです。

そのちょっと南側のバスターミナル部分でも工事が行われていました。


渋谷駅東口バスターミナルですね。写真の左端にチラッと渋谷川が見えています。普段はフタがされていて見ることができない暗渠部分です。数十年ぶりにあらわになったというワケ。
この工事はすぐ南側の歩道橋(国道246号沿いのヤツ)からもよく見えました。


現在もまだ工事中のようですが、この写真はずいぶんと前ですから、もう渋谷川暗渠は見えないかもしれません。


また、今年の夏のある日、JR恵比寿駅から地下鉄白金高輪駅まで歩いたのね。天現寺とか北里病院の辺り。もちろん用事があったからなんだけど、その途中で色々と面白いモノを見つけちゃったのよ。
この辺りは昭和20年の戦災もくぐり抜けた土地でして、昭和な建物が多く残っています。広尾、白金というと高級住宅地の印象ですが、古川(渋谷川下流)辺りにはこんな風景が残っているんですね。


なんとも風情を感じる立派な木造住宅。どうやら「きえんきえら」というダイニングバーだそうで、大正7年築の建物だそうです。こちらのリンクからgoogleマップで店内も見られますよ。
https://goo.gl/maps/YGNOM

さらにもうちょっと東に行くと、いかにも昭和な看板建築の商店も現役でした。


そして、昭和のスターと言えば草刈正雄さん。平成の現在でもこういった形で現役です。


ナイスなコピー。このCMも話題になりましたね。



いずれの写真も恵比寿三丁目交差点と白金一丁目交差点を繋ぐ都道305号線で撮りましたよ。
そして白金高輪駅に到着すると、その改札前にはこんなレリーフが。


ええと、一見抽象的な前衛アートに見えるかもしれませんが、地形好きならお判りでしょう。そう、白金高輪駅近辺の高低差を表したレリーフです。等高線になっているんですね。真ん中の黒い線が東京メトロ南北線。で、オレンジの部分が低いところ、左の白い部分が高いところの白金、右の高いところが高輪です。ダイナミックな高低差が数々の名坂を作り出している土地ですね。

ホントに渋谷川界隈は見所が多いんです。色々と歩きました。渋谷川、古川と開渠になっているところはもちろん、宇田川、河骨川、穏田川、笄川、いもり川などの暗渠となっている部分もあらかた歩き回りました。なんのご褒美もありませんが。まあ、ただ歩きたかっただけですね。

えー、そんな感じで今年の写真ファイルをご紹介してきましたが、キリがないので次回で最後にしましょうか。そしてそれは年内に上げられるのでしょうか。それもまた謎です。

2014/12/27

地テシ:062 2014年の写真 落ち穂拾い その二

えー、来年は「真田十勇士」再演から始まる私ですが、その公演中に舞台のアフタートークもやります。劇団鹿殺し復活公演「ランドスライドワールド」1/20(火)19時の公演後、ちょっとしゃべります。座長の菜月チョビさんがカナダ留学から帰ってきて最初の公演でして、ゲストも木村了くん、今奈良孝行さん、美津乃あわさんという、よく知った人々ですから見に行きたかったんだよね。どうせ見に行くんだったら、ついでにちょっとしゃべりましょうか的なノリで。さてどうなりますやら。


さて、iPhone写真の今年の分からどうでも良い写真を紹介していくコーナー。そんなコーナーだったけ? まあ構わずどんどん紹介していきましょう。

今日は、今年行った各地で思わず撮った、割とどうでも良い写真をお見せしましょうか。なんかね、撮っちゃうのよ。そこに行った記録として撮る物もあるし、妙に気になっちゃって撮るモノもあるし。

中でもどうでも良い写真が、こちらの東急田園都市線用賀駅近辺で見つけたこちらのお店。

 

「鉄板酒場キイハントー」。うん、50歳以上の方なら覚えているのではないでしょうか。「キイハンター」。丹波哲郎さんや千葉真一さんが出演していた大ヒット東映アクションドラマです。それのモジリなんですね。ロゴが同じです。ああ懐かしい。

 キイハンター MUSIC FILE
キイハンター MUSIC FILE


多分、多分なんですが、和歌山料理が出てくるか、マスターが和歌山出身なのでしょう。多分だから、判りませんけど。多分ね。

今年の夏に世田谷文学館で開催された「日本SF展・SFの国」には皆さん行かれましたでしょうか。星新一、小松左京、筒井康隆各氏を中心とした、日本SF界の歴史がよく判る展覧会でした。


ああ、面白かったと世田谷文学館を出たところで思いました。この建物も相当なSF感だなあと。


なんか近未来風の建物だよね、世田谷文学館。


さて、ココからは大阪で見つけたシリーズです。「ラストフラワーズ」の大阪公演の時に久しぶりに阪急電車に乗ったのですが、お馴染みのあの小豆色の車体にラッピングが施されていました。



今年は「宝塚歌劇100周年」だそうで、色々な記念イベントが催されていたようですが、やはり母体の阪急電車、ラッピング車両でお祝いです。乗ったのも宝塚線ですしね。

電車繋がりでもう一つ。「ラストフラワーズ」大阪公演の会場はシアターBRAVA!でして、大阪ビジネスパーク(OBP)というエリアにあります。このエリアに近いJRの駅としては大阪城公園駅と京橋駅があるのですが、実はかつてもう一つ最寄りの駅がありました。「片町駅」といいます。
現在、JR京橋駅からJR木津駅方面へと北東に延びる「学研都市線」という愛称の路線がありまして、大阪北東部や京都南部の重要な通学通勤路線なのですが、この路線の正式名称は実は「片町線」です。そして、片町駅はかつてこの片町線の始発駅でした。
路線名にまでなっているのに、片町駅は土地の関係で小さく狭く、しかも二駅目の京橋駅が環状線や京阪電車との接続があって巨大なため、実に存在感の薄い駅でした。案の定、1997年に京橋ー尼崎間に地下路線であるJR東西線が開通すると廃駅になりました。行ったことはありますが、今思えば駅舎の写真を撮って おけば良かったなあ。  


なので、その廃駅の説明版を撮ってみました。元々は明治28年に浪速鉄道が造った駅。川沿いの狭い土地に造られたのは舟運との兼ね合いだったんですね。

そして大阪繋がりであと二枚。まずは通天閣・新世界辺りで見つけた不思議な自販機。  


なんと「うまい棒」の自販機です。しかも何味が出るか判らないというミステリーぶり。需要先が全く判りません。それもまた新世界っぽいですが。
そして、その新世界辺りから見た「あべのハルカス」。


高さ300mで、現在日本で一番高いビルです。タワーを含めても東京スカイツリー、東京タワーに次いで三番目。新世界に行く途中にそのすぐ下をタクシーで通ったのですが、なんともはや高うございました。まだ登ったことはないのですが、来年こそは登ってみたいものです。

と、年末らしく来年の抱負なども交えまして、今日のところはココまで。どうでもいい写真はまだまだありますよ。

2014/12/24

地テシ:061 2014年の写真 落ち穂拾い その一

先日開催されました「ドナインシタイン博士の禁断カフェ 禁断のトウキョウ」には狭い店内に一杯のお運びでありがとうございました。例によって私の好きなことを目一杯しゃべらせて頂きました。ちょっと詰め込み過ぎちゃったんで、例によって伝わりにくかったと思います。例によってマニアックな話だし。
なので、その一部だけでも近いうちにこちらで補足説明させて頂きたいと思います。まあ、例によっていつになるか判りませんが。


さて、「ドナ禁」のネタ探しにiPhone写真を整理していたのですが、そしたらば今年に入ってのブログ記事が少ないもんだから、ご紹介していない写真が山ほど見つかりました。それらの一部を駆け足でご紹介したいと思います。

長らくケータイを持たなかった私。なので街中で写真を撮るという行為をあまりしてこなかったのですね。もちろんコンパクトカメラやコンデジは持っていましたが、特別な旅行とか仕事の時にしか使わなかったので、要するに日常的にパッと街中で写真を撮るというコトが無かったのですよ。
しかし、2006年頃に初めてケータイを持ちます。W-ZERO3というWillcomのPHSでして、今で言うスマホのハシリみたいな端末です。タッチ機能付きの大型画面がスライドするとqwertyキーボードが出てくるという、今思い出しても中々に未来的な端末でした。
で、この端末にはカメラが付いておりまして、写真を撮るコトもできたのです。いわゆる「写メ」ですね。ケータイですから常時携帯しているワケです。なので、街中で何か面白いモノを見つけた時とか、旅行に行った時に気軽に写真を撮るコトができるようになったってワケですよ。そしてそれらの写真はPCにバックアップできて簡単にブラウズできるって ワケですよ。
ワケですよって偉そうに書いていますが、要するに写メが撮れるようになったよってコトでして、私よりももっと前から皆さんが当たり前にやっていたコトができるようになったよってコトでして、ちっとも威張れるコトではありません。
ですがまあ、私にとってはなんだか画期的な変化だったのです。写真を撮っておけば日記代わりに、いつ頃どこで何をしていたかが判るようになったのです。ああ、これは便利! 写メって便利! 2006年にもなって私はやっとその便利さに気付きました。遅!

その後、iPhoneに機種変更し、W-ZERO3時代からのも合わせて全ての写真が愛用のMacにバックアップされているワケでして、つまり2006年以降の自分の日常が写真日記として保存されているのです。8000枚くらい。8年で8000枚ですから年平均1000枚くらいですかね。充分な写真日記です。
この写真のおかげでブログを書いたり連載記事を書いたりできたのですからありがたいモノです。おかげで街中でなにやら面白げなモノを見つけたら写真を撮ってしまうクセが付きました。街歩きをした時にも資料として撮りまくってしまいます。もちろん皆様にもそういう方は多いのではないでしょうか。特にスマホは画面が大きいから写真も撮り甲斐がありますからね。
ただ、私は食事や人間を撮るのにどうやら抵抗があるようです。ブログ用に食事の写真を撮るとか、人と会った時に記念に写真を撮るとかの発想がないらしくて、大量の写真の中にも食事や人物を撮った物はごく僅かしか有りません。延々と崖とか電車とか道とか看板とか建物とかの写真が並んでいます。説明がなければなんだか判らないような写真ばかり。いや、説明してもよく判らないものばかりだと思いますけど。

そんな写真の中から、今年撮った分からごく一部をご紹介しましょう。まあ、そうですね、どうでも良い写真ばかりの中から中でも特にどうでも良い写真からご紹介いたしましょうか。


私が大好きな京都発祥のラーメンチェーン「天下一品」。異様にドロドロしたスープが有名で、一般的に「天一(てんいち)」と略され親しまれています。そして語呂合わせで10/1が「てんかいっぴんの日」だそうで毎年「天下一品祭り」が催され、10/1にはラーメン無料券がもらえるキャンペーンをやっているのです。毎年長蛇の列ができるので、この日には絶対に行きませんけどね
しかし、10/2から約10日間ほどはプレゼントがもらえるくじ引きがあるのです。こちらは可能ならば毎年参加しております。今年のプレゼントはミニミニどんぶりとコースターとマグネット。マグネット! お店定番の「こってりラーメン」のミニチュアマグネットなのですよ。コレは欲しい!(個人的な感想です)

まあ、毎年ハズレというか、一番安そうな景品(今年で言えばコースターね)ばかり引いている私ですからあまり期待せずに行ったのですが、なんと、一発でマグネットが当たってしまいました!


まあ、貰ったからどうってコトはないのですが、欲しかった景品が当たると嬉しいモノですね。まさにどうでも良い写真です。

さらにどうでも良い写真をお見せしましょう。皆様は「逆氷柱(さかさつらら)」という現象をご存じでしょうか? まあ、文字通り逆さに生えているつららのコトなのですが、実はたまにご家庭の冷凍庫でもできることがあるんですって。
冷凍庫の製氷皿で氷が作られる時に、条件が揃えばごく稀に見られる現象だそうです。詳しくはこちら。
私は毎晩焼酎の水割りを飲みますので毎晩氷を作り足しております。しかし、逆氷柱を一度も見たことがありませんでした。しかし、今年の6月頃、ウチの製氷皿で発見してしまったのですよ!


なんだか嬉しくて何枚も写真を撮ってしまいましたが、だからどうだってコトもないワケでして、こんなコトで幸せになってしまうとは安いもんでしょう。
とかいうネタを書いていた先日、またしても、今度は特大の逆氷柱ができましたよ。


またしても嬉しくて天一こってりマグネットに載せて撮ってしまいました。


うーん、まさしくどうでも良い話でしたね。すみません。
しかしまだまだどうでも良い写真がありますので、年内にはまとめたいと思いますよ。今年のことは今年のウチに!

2014/11/28

地テシ:060 2014後半のお仕事

ああ、またまたずいぶんと間が開いてしましましたね、テシタル地上派。皆さん、お久しぶりです、粟根まことです。「ラストフラワーズ」の大阪公演直前にアップしたのが9/2。約三ヶ月前です。
だってあれから大阪公演があったし、そのすぐ後には「つんざき行路、されるがまま」の稽古をしていたし。皆さんにはお判り頂けないかと思われますが、実は「ラストフラワーズ」は精神的に追い詰められていた公演でしたし、「つんざき〜」に至っては精神的にも肉体的にも追い詰められていた状態でして、なんかブログとか書いている気持ちでは無かったのです。気を逸らせられないというか、雑念を入れられないというか、なんかそんな気分。なんかそんな精神状態だったのですよ。いやまあ、適当に雑念は入れてますけど。とりあえず、ブログは書く気分にはならなかったってコトで。

そんな日々も終わり、今は割と安定した日々を送っています。お芝居を見に行ったり、映画を見たり。充電期間というとちょっとカッコイイですが、要するにダラダラと日々を送っています。そんな日々が欲しかったのよ。やっと手に入れたよ。まあ、ダラダラしているだけですが。お芝居見たりBlu-ray Disc見たりテレビ見たり東京散策したり音楽聞いたり、そんな日々。

以前に習って2014年後半の仕事をまとめてみましょうか。
まずはいつもの連載記事です。
演劇ぶっくの「人物ウォッチング」(奇数月上旬発売)
http://www.enbu.co.jp/kick/
この半年でご紹介したのは武田浩二さん、皆川猿時さん、星野源さんでした。
同じく演劇ぶっくのWeb「日刊☆えんぶ」での「未確認ヒコー舞台:UFB」(毎月第一木曜日更新)
http://blog.livedoor.jp/nikkann-awane/
色んな演劇用語をご紹介しております。

舞台ではもちろん大人の新感線「ラストフラワーズ」と月影番外地「つんざき行路、されるがまま」の二本に出演しました。
12月は来年上演される「真田十勇士」再演の稽古ですが、12/8には川下大洋さんとのカフェトークイベントであるドナインシタイン博士の禁断カフェ「禁断のトウキョウ」にゲスト出演します。もうチケットは無いらしいんですけど。

こうしてみると意外と仕事していないなあ。いや、演劇の稽古と本番はエネルギーを使うのです。結構忙しいのよ。

後は買ったモノと買わなかったモノのご紹介。
ええと、Xbox Oneは買いました。「ラストフラワーズ」の大阪公演中だったので、もちろん大阪に届けてもらえるように予約してね。
それと、iPhone6はまだ買っていません。こちらも「ラストフラワーズ」大阪公演中だったし、色々調べてからでないとね。まずは6にするのか6Plusにするのかを決めてからでないとさ。


まあ、そんなカンジの2014後半。ていうか11月後半。ドナ禁のトークイベントの取材で精力的にトウキョウを歩き回ったりもしています。ああ、やっぱり楽しいですね、街歩きって。
最後に冬場の街歩きに関する注意点を。冬場は寒くてトイレが近くなるから、街歩きの途中でトイレを見つけたら必ず入っておくコト。意外と少ないよ公衆トイレって。狙い目は公園と駅ね。

2014/09/02

地テシ:059 新しいお友達は15インチの巻

ええと、気がついたら大人の新感線「ラストフラワーズ」の東京公演も無事に終わり、間もなく大阪公演が始まりますよ。もう九月ですよ。なんか秋の足音が聞こえる季節になりましたよ。長らくのご無沙汰です。

稽古終盤や本番中はブログの更新は滞りがちなのですが、それはもう考えるコトもやるコトも一杯ありましてなんだか書きそびれちゃうんですが、今回はそれどころでは無い事態が起こっていたのでした。
といいますのも、私がメインで使っているMacの調子が悪くなったのさ! 最終的には、まあ「壊れた」に近い状態までいっちゃったのさ! そりゃブログ書いている場合じゃないさ!

前回、私のメインマシンであるMacBook Proを買い換えたのが2012年6月。あれは「シレンとラギ」本番中でした。本番中っていっても本番期間中というコトではなく、まさに本番中。出番の合間にネットショッピングで買ったのです。なんだかバタバタしながら買ったのです。そのコトについては以前に書きましたね。
http://awanemacoto.blogspot.jp/2012/06/wwdc-2012.html
ホントにバタバタしてるなあ。

あれから二年。ちょっと早いですが、なにやら挙動がおかしくなってきました。どうやらGPU(グラフィックボード=画面を制御するパーツ)がおかしいようで、画面表示がおかしくなった後にフリーズします。稽古が始まった頃から少しずつおかしくなり始めて、まあなんとかなだめながら使っていたのですが、日々どんどんおかしな挙動が増えていくのです。こいつは困った。

色々とメンテナンスソフトを走らせて検証し修復し、しばらくは調子が良いのにまたおかしくなる。どうやらOSやソフトの問題ではなく、ハードウェアに問題がありそうだと気がつきました。そうこうするうちに一日に何度も再起動をかけ、しかも中々復旧しない状態になりました。これでは時間の無駄です。となれば買い換えを考えなくてはならないでしょう。うん、メインマシンだし、買い換えましょう。そうしましょう。

PCを買い換える時やOSを入れ換える時の面倒くささは今までにも何度も書きましたよね(「貧弱ユビキタス」の連載も含む)。そして一度でもマシンやOSの入れ替えを体験なさった方なら身をもってご存じだと思います。ああ面倒くさい。いや、面倒くさがっていても始まりません。どうせ何時かはやるんです。やりましょう買いましょう。

まあ、そんなワケで現行の最新機種、そして最大画面である15インチモデルを買い、SSD(回転ディスクの無い記憶装置。今までのHDDに当たる)の容量が少ないから色々消したり外付けのHDDに移動したり、古いマシンから(挙動が不安定だから色々苦労しながら)データを移行し、やっぱり画面が小さくて不満だから外付けの大型ディスプレイも買い、それ用の「Thunderbolt-MiniDVI」ケーブルも買い、他にもなんだかんだ買いまして、とんだ散財をした上に、稽古で忙しい中データ移行に伴う例の面倒くさい作業もしまして、なんとか快適な環境にしたら、もう初日は目前。ああ、バタバタした。

そんなワケで、バタバタした日常を送っていたらブログの更新のことをすっかり忘れていたというワケさ。ごめんね。
しかも、私がMacBook Pro 15"を買った数日後に値段が改定されて二万円も安くなったり、9/9に開催予定のapple新製品発表会で新しいMacBookが発表されるかもしれないという、なんだか悲しい状況ではありますが、そこは私が信条としている言葉「買いたくなった時が買い時」ということで後悔はしていません。
もちろん今回の大阪の旅にも新しいお友達・MacBook Pro 15"を連れてきていますよ! これで大阪のホテル暮らしも快適さ! さすがは高精細のretinaディスプレイ! 画面はむっちゃキレイですよ!

ただ一つだけ問題があるとすれば、やっぱり画面小せえ! 普段は28インチの外付けディスプレイ使ってるから、当然ながら15インチは小せえ! ていうか、文字小せえ! まあ無理矢理広く使おうとしているから解像度を高くし過ぎて、結果的に文字が小さいだけなんですがね。しょうがないか。でも画面がキレイなのはホント。だから満足はしていますよ。


さあ、そんなこんなで大阪ですよ。大阪公演ですよ。東京ではおおむね好評を頂いた「ラストフラワーズ」。両劇団のいいとこ取りと思うか、どっちつかずと思うか。それは見る人次第です。ですが、とりあえず我々は楽しくやっておりますよ。
一言だけ付け加えるとすれば「星野源グレイト!」ってコトでしょうか。ホント凄いから! どうぞお楽しみに!

2014/06/30

地テシ:058 「ゲームウォーズ」の巻 後編

最近、スマートウォッチ関係の情報が沢山出てきましたねえ。気にはなるのですが、私は腕時計などの腕に巻くなにやらが嫌いですので、ココはスルーですかね。いや、スマートウォッチ自体には物凄く興味があるし、あれば便利なんだろうなとは思うのですが、どうもね、手首に巻くってのがねえ。いや、ひょっとしたらヒョロッと買っているかもしれませんけどね。


ゲームウォーズ(下) (SB文庫)
ゲームウォーズ(下) (SB文庫)

さて、前回の続き。アーネスト・クラインの「ゲームウォーズ」(SB文庫)が面白かったという話ですが、まずはあらすじからご紹介いたしましょうか。

舞台は近未来である2040年からの数年。深刻なエネルギー不足に悩まされるその時代では、世界中の人々がOASISというネットワーク型バーチャルリアリティを日常的に使用していた。貧富の差の激しい現実世界から逃避するように、全世界の人々が当然のようにOASISのネットにログインする生活だった。
そんなある日、OASISの開発者であり、それを管理する会社社長であるジェームズ・ハリデーが死去する。そしてその遺言は、OASISのどこかに隠されたイースター・エッグ(隠しメッセージ)を見つけた者に全財産とOASIS経営権を譲渡するというものだった。

と始まるのがこの小説。主人公は当然のようにこの謎に挑み、幾人かの仲間を得ながら最後の謎に迫る。もちろんそれを邪魔しようとする敵対企業が現れ、あの手この手で邪魔をしてくるという、王道と言えば王道のストーリー。いかにもすぎる展開で、それが故にB級な空気を醸し出すのですが、それが故に面白いのですよ。既に映画化が決まっているそうですが、多分面白くなると思いますよ、B級的に。
かの名作「スター・ウォーズ」第一作(EP4)も公開当時はB級呼ばわりされましたし、結局大衆が求めているのはB級名作なのだし、まったく個人的にはB級大作が大好きだし、正直A級B級とかよく判らないのですが、とにかく面白ければいいじゃんという信念で生きてきた私にとって、この「ゲームウォーズ」は相当ヒットしたワケですよ!

その大金を残したOASIS開発者ジェームズ・ハリデーは1972年生まれ。少年時代を過ごした80年代に相当な思い入れがあるらしく、謎を解くヒントがことごとく80年代のギークカルチャーなんです。ええと、geekって判りますでしょうか? 日本語で言えば「オタク」に近いのですが、ちょっと違いますかねえ。あるいは、ナード(nerd)でも構いません。ギークもナードも、まあ大雑把に言ってオタクっぽい人のことです。詳しくはこちらを。
http://wired.jp/2009/07/28/英語の「オタク」:ギークとナードの違いは?/
http://gigazine.net/news/20120105-geek-vs-nerd/
http://www.gizmodo.jp/2013/07/post_12664.html
ここでいうギークカルチャーというのは、80年代以降に流行したPCゲーム、ビデオゲーム、ゲームブック、テーブルトークRPG、SF映画、SF小説、ファンタジー、コミックス、アニメ、特撮、ホームコメディ、ロック、パンク、プログレ、etc...etc...
とにかく、80年代にティーンエイジャーだったギークたちみんなが夢中になったポップカルチャーがてんこ盛りなのです。そして、私は1964年生まれ。ハリデーよりも8年ほど年長ですが、大して変わりはありません。私も80年代にティーンエイジャーだったし、ギークカルチャーにどっぷりだったし、同じような青春時代を過ごしました。だから妙にノスタルジックなシンパシーを感じてしまうのかもしれません。要するに、この小説は大変ターゲットが狭いんです。何のことを言っているのかピンとこない描写も多いかと思われます。

しかし、だからこそ私個人にはヒットしたのでしょう。40代以上のギークやナードたちにはピンポイントでヒットするでしょう。それ以外の方々でも、ある程度サブカルチャーやオンラインゲームの知識があれば面白いと思います。とりあえず、主人公たちが何故あれほど謎解きに夢中になれるのかだけでもご理解頂ければ、細かいギーク的な小ネタは流しても大丈夫かもしれません。あくまでディティールです。ただ、私はそのディティールに盛り上がっちゃったんですけどね。

謎解きと言ってもいわゆるミステリーの手法ではありません。だって細かいヒントがあらかじめ読者に提示されているワケではないから。主人公がなんとかヒントに気付いて解いていくのを楽しむ、いわゆる冒険小説に近いかもしれません。「インディ・ジョーンズ」シリーズみたいな感じ。結構波瀾万丈な冒険をしますよ。バーチャル世界だけでなく、リアル世界でも冒険しますから。バーチャルとリアルの冒険が交錯していくアタリが、ニール・スティーブンスンの「スノウ・クラッシュ」とか、映画の「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」とか「エンジェル・ウォーズ」に似ているかもしれません。どれも私の大好きな作品です。
主人公は少年なので、ある意味ジュヴナイル風の成長譚でもあり、クールジャパン方面のニッポンネタも満載であり、ラブロマンスもあります。邦題は「ゲームウォーズ」ですが、原題は「READY PLAYER ONE」でして、こちらの方が私にはしっくりくるタイトルです。

あまり書いちゃうと面白みが減っちゃうかもしれませんので、このくらいにしましょうか。まあとにかく、ご自分にギークあるいはナードな属性があるのかも、と自覚のある方なら楽しめることウケアイです。もし本当に映画になって日本で公開されたら、それを見に行くというのも良いでしょう。
ただ、かなりピンポイントだということだけご注意下さい。ワケがわからなくて終わる可能性も大いにありますから。その辺は自己責任でよろしくです。


さて、そうしてまたしてもSF熱が上がっている私は、またしてもオーソン・スコット・カードの「エンダーのゲーム」の新訳版を読んでいるところです。何故かというのはまた次回で。またSF話ですよ! またかよ!

2014/06/27

地テシ:057 「ゲームウォーズ」の巻 前編

みなさんは電車などで本を読んでいて乗り過ごしたコトってありますでしょうか? 本に夢中になってしまって、気がついたら降りるべき駅を通り過ぎていた。そういう体験って誰しも何度かはあるのではないでしょうか。私は何度も何度もありまして、ありすぎてどの本がそうだったかは思い出せません。
乗り過ごすだけならまだしも、乗り損ねたこともありました。本を読みながらホームに立って次にくる電車を待っていたのですが、気がついたらその電車は出て行くところでした。しかも終電さ! 電車って、来たら結構な音がするよ! たくさんの人も乗り降りするよ! ざわつくよ! なのに気がつかなかったんですよね。本に夢中になりすぎて。仕方ないので、すぐに駅前のタクシー乗り場でタクシーに乗ったら、運転手さんから「あれ、まだ終電あるでしょ」と言われ、「本を読んでいて夢中になって、気がついたら出て行くところでした」と答えたら、「高い本代になりましたね」と言われたのはよく覚えています。でも、その時に何を読んでいたのかは覚えていないんだなあ。
なので私は楽屋では本を読まないようにしています。夢中になりすぎて出トチリしたら大変ですから。空き時間に楽屋で本を読む人は意外と多くて、小説や雑誌や漫画など、人それぞれの時間を過ごしているのですが、私はなるべく本は読まないようにしています。のめり込んじゃうから。

あるいはこういう経験は? 私は夜、寝る前に本読むことが多いのです。ちなみに、その時読む本は、昼間読んでいる本とは別でして、つまり昼間持ち歩く本と夜枕元に置く本は別なのでして、コレは単に一々本を取り出すのが面倒くさいというだけの理由です。
まあとにかく、2〜3ページ読んでいる内に眠くなって寝てしまうというサイクルで読んでいるのですが、たまに続きが気になって眠れなくなるコトがあるのですよ。初めのうちはチマチマ読んでいるのですが、物語が佳境に入ってくると面白くなって止まらなくなっちゃう本がたまにあるのです。これは小説に限らず、雑学本や伝記、解説書など、ジャンルにかかわらず気になる本というモノはあるのでして、もう続きが読みたくて仕方が無い、結果として夜を徹して読み上げてしまうなんて場合もありました。
こちらの方は、さすがに書名をいくつか覚えていますね。いくつかだけですけど。例えば高校生の時に読んだ栗本薫さんの「グインサーガ外伝1 七人の魔導師」とか、大人になってから読んだロバート・A・ハインラインの「夏への扉」とかアイザック・アシモフの「ファウンデーション」とかオーソン・スコット・カードの「エンダーのゲーム」とか。他にもたくさんあったのですが忘れちゃいましたかねえ。全部SFなのはしょうがないね。
これらの作品の共通点は、序盤はそれほど気を入れて読んでいなかったコト。初めのうちは数ページずつ読んでいたのですが、中盤から止まらなくなって一気に読み切ってしまいました。初めは電車の中で読んでいたのに、続きが気になって家に帰って読み切ったりもします。最初から最後まで一気に読み切ったことはありませんが、それはチマチマ読むクセのある私に限るのかもしれません。

さてさて、まあそんな読書ペースの私ですから大した量は読んでいませんが、近頃読んだ本で同じような経緯を辿った小説がありました。初めは電車の中でチマチマ読んでいたのですが、途中から続きが気になって、家に帰って一気に読んじゃったってのが。ああ、前置きが長かった。


ゲームウォーズ(上) (SB文庫)
ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

それはアーネスト・クラインの「ゲームウォーズ」(SB文庫)です。映画シナリオ作家である著者の小説デビュー作。正直言ってB級SFだと思います。しかし! 私のような昭和ギークの心を掴んで離さない魅力があるのですよ今作には!

ええと、前置きが長過ぎちゃったので、内容については次回。

2014/06/22

捨て猫

最近気に入っているTVCMがこちら。




スクウェア・エニックスさんの「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」のTVCMですね。
能年玲奈さんがスライムに扮するスマホゲームのCMなんですが、能年さんの可愛さも印象的ですが、なんだか切なさもありますよね。

この切なさ、なにか記憶にあるなあと思い出したのがこちら。



PlayStationでリリースされ大人気となった「どこでもいっしょ」の追加ディスク「こねこもいっしょ」の広告です。当時、どの駅だったかは忘れましたが、駅貼りの巨大ポスターで見て物凄く心揺さぶられたのを覚えています。 切ない! 切なすぎる!
心は揺さぶられたのですが、買ったかどうかは覚えていません。買わなかったのかよ! いや、覚えていないので判りませんが、発売されたのは2000年なのでさすがに覚えておりません。ただ、このポスターは凄くインパクトがあったのよ。

やはり「雨の中に捨てられている」という王道シチュエーションが強いのでしょうね。切なくなります。
しかし、このコピーは秀逸ですね。

そうだ
にんげんになれば
もう
すてられないニャ。

篠突く雨を見上げるトロ(子猫時代)の画像と共に強く記憶に残るポスターでした。

2014/06/05

地テシ:056 今、世田谷が熱い! の巻

長かった「蒼の乱」(57ステージ!)も無事に終了し、次は「ラストフラワーズ」(62ステージ!)の稽古です。なんだかついこの前まで一緒だった人たちとまた一緒になりますよ。もう毎日毎日顔を合わせている人々なワケですが、でも大丈夫。「ラストフラワーズ」では約半分が新しい顔ぶれですから。これもまた楽しみですね。どうなるか判らないけど。

さあ、米apple社が待望の新OS X・Yosemiteと、新iOS・8を発表しましたね。
http://japanese.engadget.com/2014/06/03/wwdc-2014-ios-8-os-x-yosemite-swift/#continued
YosemiteはiOSっぽいフラットなデザイン。iCloud Driveや新safariなど、ネットとの親和性を更に向上、iPhoneとの連携も強化されてハンズフリーで通話できたり。
iOS8は複数のアプリを簡単に行き来できたり、キーボードが改良されたり他社キーボードを使えるようになったり、ユーザビリティが向上しているようです。また、写真アプリが強力になる模様。
いずれも正式リリースは秋頃になるようですね。ハードウェア関係の発表が何もなかったのが残念です。


いやあ、しかし暑いですねえ。6月上旬としては異例の暑さですが、まあ異常気象というほどでもないそうですよ。しかし北海道は相当に暑いそうで、お体にお気を付け下さい。梅雨入りするとちょっと涼しくなるらしいですが、今度は雨が心配ですね。西日本の皆様は大丈夫でしょうか。
さて、北海道や西日本も暑いですが、東京も暑いですよ。そして、特に今、世田谷が暑いです! いや、熱いです!

私は「ラストフラワーズ」の稽古が始まるまで観劇週間でして、色んな劇場に足を運んでいるのですが、二日続けて世田谷で刺激的な体験をしました。
世田谷の劇場といえばもちろん世田谷パブリックシアターとシアタートラムでしょう(実は下北沢も世田谷区なんですけどね)。世田谷パブリックシアターでは「THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー」、シアタートラムでは「関数ドミノ」が上演中です。

http://setagaya-pt.jp/theater_info/2014/05/the_big_fellah.html
「THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー」は北アイルランドのテロ組織・IRAのニューヨーク支部が舞台。その闘争の物語を30年に渡って点描していくのですが、とても重い内容なのに描き方が軽やかなのです。手練れの俳優陣に優秀な若手演出家が描き出す人間くさいテロリストの日常。さっきまで笑って観ていたのに、急に足元の地面がガラガラと崩れていくような感覚。
鮮やかな演出も、生き生きとしたキャストもスタッフも印象的なのですが、特に小林勝也さんがお見事でした。たった1シーンにしか出ていないのに! そして加湿器をオススメしてくれた成河さんの可愛さったら!
「蒼の乱」でも民族闘争が描かれていました。それぞれに正義があり信念があり生活がある。この作品が、つまり北アイルランドとイギリスとの抗争を描いた舞台が現代のロンドンで上演された意義は計り知れないと思います。

http://setagaya-pt.jp/theater_info/2014/05/post_361.html
「関数ドミノ」はイキウメの作品。イキウメといえば昨年の「獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)」の衝撃が忘れられません。作・演出は数々の賞に輝く前川知大さん。前川さんの作品は佐々木蔵之介くんのTeam申や「奇ッ怪」シリーズでも拝見していますが、イキウメの公演を観るのは今日が二回目です。
ある交通事故で起こった奇跡。あり得ない現象を説明するために、ある男が提唱するドミノという理論。前川さんお得意の現象説明SFです。勝手な印象でごめんなさい。でも、個人的には、前川さんの作品って、クリストファー・ノーラン監督の作品群のように、設定されたあるSF的事象を説明するコトによって揺れ動く人の心を巧く描いているように思うのです。
今作でも、スタイリッシュな演出と達者な劇団員たちが観客の心を弄びます。次々と変わる場面と疾走感、あからさまな笑いではないが的確な面白さを笑っている内に、気がついたら氷のような冷たい手で締め上げられているような感覚。

どちらの作品も、軽やかに演じられていく内に心根が寒くなるような感覚を味わうという、演劇の醍醐味が詰まった舞台でした。「ビッグ・フェラー」は6/8まで、「関数ドミノ」は6/15まで。
そういえば先日無事に沖縄で大千秋楽を迎えた、ねずみの三銃士「万獣こわい」のシリーズもそういった傾向を持つ作品ですね。ちょっと括り方が大雑把すぎるかもしれませんが、こういうピリピリくる演劇作品って堪らないんだよなあ。そんなピリピリを求めて劇場に向かうのかもしれません。いや、ほんわかした作品も大好きなんですけどね。要するに舞台が好きなんでしょうね。
皆さんもこの梅雨、雨にも負けずに色々と劇場に行ってみて下さい。いろんな刺激がありますから!

2014/05/29

終わる舞台と始まる舞台

「蒼の乱」全57ステージ、全員無事に終わりました。
ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。
そうでなかった方々も、またいつか劇場にお越し頂ければ幸いです。

まあね、ちょこちょことは色々ありましたが、とりあえずはみんな無事です。評判も良かったようで、関係者一同ホッとしております。

このように終わる舞台があれば、始まる舞台もありますよ。
プロジェクトKUTO-10「ストレッチポリマーインターフェース」の東京公演は今日から! 下北沢の「小劇場B1」にて!
この週末です!

 
















2014年5月29日(木)〜6月1日(日)ですよ!
チラシ表面に書いてないから日程を書いておきます。ってそんなデザインにしたのは誰だ! 私だ! すみません!

先週終わった大阪公演も好評だったそうですが、同じ大阪に居るとはいえ、こっちも本番をしておりますから見に行けなかったのが残念です。
だもんでもちろん私も東京公演を見に行きますよ! 久しぶりに楠見薫さんや中道裕子さんに会うのも楽しみです。
そういえば楠見さんは「大田王2014ジゴワット〜Back to 2015」 にもご出演なさるから、楠見さんの今夏舞台のチラシを続けて作っちゃったんですね。
その話はこちらをご参考に。

さあて、他にも見に行きたい舞台がたくさんで、しばらくは観劇で忙しくなりそうです。皆さんも色々見に行って下さいませね!

2014/05/27

地テシ:055 象印マホービンさんの加湿器の巻

家電話の続き。続くんかい! この冬買った家電はまだあるんです。まだあるんかい! あるんです。イイんです(ジェイさん風)。そう、冬と言えば乾燥、乾燥と言えば加湿器。そうです、加湿器を買い足したのです。
俳優にとって乾燥は大敵。喉にもお肌にも良くありません。また、部屋が乾燥しているとインフルエンザなどのウイルスが繁殖しやすいというデータもありますから、冬場には加湿器が必需品ですね。
今まで私が使っていたのは加湿機能付きの電気ファンヒーター。暖房も加湿も行えて便利なのですが、やはり少々パワー不足だったのです。

ところで、劇場の楽屋にも加湿器が用意されているコトが多いのですが、昨年の「ショーシャンクの空に」のツアー中、ある劇場の楽屋に用意されていたのが象印マホービンさんの加湿器でした。
象印の加湿器? 象印さんといえば台所家電というイメージがあったので驚きました。すると、アンディ役の成河さんが随分と誉めるのですよ。成河さんが言うには「加湿器界の革命」とまでいわれるほど革新的らしいのです。

加湿器には、大きく分けて気化式、超音波式、スチーム式の三種類があります。常温の水にファンで風を送って蒸発させるのが気化式、超音波振動で水を霧状にするのが超音波式、そしてお湯を沸かして沸騰させるのがスチーム式ですね。またこれらを混ぜ合わせたハイブリッド式というのもあります。それぞれに一長一短ありますので、ご家庭の都合に合わせてお選び頂ければ幸いです。

で、象印さんの加湿器はスチーム式。
http://www.zojirushi.co.jp/syohin/comfortable/EERH.html
電気でお湯を沸かすと言えば電気ポット。そう、要するにこの加湿器は大型の電気ポットなのです。だから台所家電の象印さんが出しているんですね。
見た目もかなり電気ポットです。ポットからお湯の注ぎ口を排除したような形。つまり取っ手の付いた円筒型ですね。色味もそうなので、ほぼポットです。で、このポットっぽい形がその革命性と関係があるのです。

加湿器というのはメンテナンスが大変ですよね。お使いになった方ならお判りかと思います。特に気化式。フィルターに水を含ませてファンで風を送り、気化させる。それが故に室温でローコストに加湿することができますが、フィルターがカビてしまったり目詰まりを起こしたりするので、フィルターのメンテナンスが不可欠です。また、どうしても構造が複雑になるので手入れも大変です。
一方、スチーム式でも水タンクやヒーターまわりはメンテが必要で、これもまた結構大変なんですよ。

そこで象印さんのこの製品です。この製品には水タンクがありません。電気ポットのように内槽がそのままタンクになっていて、そのまま加熱されます。まさしく電気ポットと同じ。電気ポットの上部蓋に蒸気が出る穴が開いているだけ。そのまま水がなくなるまで煮続けるのです。

電気ポットのように超広口だから水を入れるのも捨てるのも簡単。構造がシンプルで余分なフィルターやバルブが無いからメンテも超簡単。クエン酸洗浄機能も付いているから、クエン酸を入れて洗浄ボタンを押すだけ。そしてお湯を捨てるだけで完了。なんなら「ポット洗浄中」を使う手もあります。

この加湿器のおかげでこの冬は乾燥せずに済みました。弱点としては、割と電気を食うことと、シュンシュンという湯沸かし音がそこそこすることくらい。ただし乳幼児がいるご家庭では注意した方が良いでしょう。蒸気口が高温だから。
なお、この製品についてもっと詳しく知りたい方はこちらのリンクへどうぞ。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/27/news003.html
ただ、そろそろ梅雨で、むしろ除湿器の方が欲しくなってきていると思いますけどね。梅雨時に加湿器の話をする私の方がどうかしています。ええと、年末あたりにでも思い出してあげて下さい。


さてさて、なぜだか大阪の空の下から東京自宅の家電自慢を連投してきましたが、気がついたら「蒼の乱」大阪公演もラスト一回で終わりです。つまり大千秋楽です。色々ありましたが、まあなんとかみんな無事です。このままラストまで無事に行きたいものです。いや、なんとしても無事に終わらせますぞ−!

2014/05/25

地テシ:054 REGZA Z8の巻

さて、この半年で買った家電製品の続き。いや、なんか凄かったから是非ご報告をと思いまして。

まず、最初に買ったのは東芝さんのブルーレイディスクレコーダー。PS3やPS4があるとはいえ、ブルーレイ専門プレイヤーも欲しかったし、以前から使っていたHDDレコーダー(こっちはDVD録再付きね)が容量不足になったし。そんな理由でブルーレイに書き出しできるHDDレコーダーが欲しかったのです。
ウチのテレビ周りは東芝さんで統一されています。「レグザリンク」という機能でテレビやレコーダーをリンクして使えるようになって便利だからね。コレはパナソニックさんのビエラリンクや、ソニーさんのブラビアリンクでも同様です。お好きなメーカーで揃えて下さい。あるいは揃えないで下さい。ご自由です。
なので、私としては当然のように東芝さんのブルーレイレコーダーを買いに行ったのね。余談ですが、東芝さんがブルーレイ搭載機を出すに至るまでには色々と紆余曲折があったんですよ。なぜならば、東芝さん(とNECさん)は、ブルーレイ規格の対抗馬であるHD DVD規格を推進していたから。つまりブルーレイはライバルだったワケですよ。そりゃなかなか出さないよねえ。
で、東芝さんのブルーレイ録再機能付きHDDレコーダーにも色々あったのですが、最終的に「タイムシフトマシン付き」の製品を買いました。え? タイムシフトマシンって何? それは後でご説明いたします。

最近のレコーダーって小さくて軽いんですねえ。追加の外付けHDDも買って、諸々セッティングして、新製品と新機能を楽しんでいた矢先、今度はテレビが壊れました。うひゃあ。
液晶テレビも壊れるんですね。当たり前といえば当たり前なんですが、意外と早かったモノだから驚きました。ネットで症状を調べてみますと、インバーターの不良のようです。原因としては小さなコンデンサという部品のせいらしいのですが、メーカーに問い合わせると、出張修理での基板まるごと交換しかないらしく、部品代・出張修理代で7万円ほどかかるとのこと(もちろん症状によって診断も値段も変わると思います)。うひゃあ。コンデンサ一個替えるのに7万はかなわんわい。
最近では液晶テレビの低価格化も進み、ビックリするほど安い昨今です。こうなったら新しいテレビを買った方がいいんじゃないだろうか。そうだろうか。そうだろうさ。というワケでまた東芝さんのレグザを買ったんですよ。さあ、ここからが本題です。


買ったのはREGZA Z8シリーズ。
http://www.toshiba.co.jp/regza/lineup/z8/
映像エンジンの優秀さとベゼルの細さで話題の最新型です。あ、最新型とか書いちゃったけど、つい先日、更に新しいZ9Xシリーズが発表されてしまいました。なので今年頭の段階での最新型を買ったってコトですよ。
で、なぜZ8シリーズを買ったのかといいますと、「タイムシフトマシン」が付いていたから! また出てきたこの単語。今度こそご説明いたしましょう!

タイムシフトマシンというのは、東芝さんの開発した、いわゆる「全部録り機能」。外付けのHDDを付ければ、それ用に搭載したチューナー数のチャンネルを24時間以上録画することができる機能です。
普通のHDDレコーダーでは、予約した番組だけが録画できますよね。それが普通です。しかし、この機能では、えり好みせずに全ての番組をまるっと録画するのです。で、HDDが一杯になれば、古い番組を消しながらグルグルとずーっと録画し続けるのさ。録画設定やHDDの容量にも寄りますが、私の設定なら6chを約五日間分まで保存できます。つまり五日前までの番組なら遡って見ることができるのです!

この機能があれば色々なコトができます。例えばこんなシチュエーション。
「一昨日のあの番組見た?見てない?あ〜あ、面白かったのに残念だね」と言われたとしても「見てないけど、帰ったら遡って見てみるよ」と言い返せます。
家に帰ってテレビを付けて、ふと見た番組がなんか面白そう。しまった、ノーチェックで録画してなかった! でも大丈夫。「初めにジャンプ」のワンボタンで番組最初に巻戻ります。
あとはもちろん、録画しようと思って忘れていても数日までなら大丈夫。遡って視聴できるし、保存しておきたければ別HDDにムーブできます。
また、本当に暇な時、なんかテレビでも見たいが、今の時間には特に見たい番組がない。そんな時にはEPG番組表と同じフォーマットの「過去番組表」をひょろひょろ見ながら遡り、ちょっと見てみたかった番組を垂れ流しにすることもできます。

また、リモコンには「30秒送り」と「10秒戻し」というボタンがあります。コレが実に便利。CMを飛ばしたい場合には「30秒送り」ボタンを4回押せば二分送れてほぼそれでOKだし、一瞬聞き逃してしまった場合には「10秒戻し」を押せば見直せます。タイムシフトプレイをしている時に大助かりです。リモコンボタンは全般にレスポンスが良く、大変使いやすくて良いですよ。

他の機能も良好です。絵も綺麗だし動作も速い。ネットに繋げば、最近のテレビではお馴染みのアクトビラやひかりTVはもちろん、YouTube動画も簡単に見られます。また、同じLANにあるiPadの画面を送り込むコトもできちゃいます。
ベゼル(周りのフチ)も本当に細くて、同じボディサイズでも数インチ大きな画面になります。省スペースな上に、見た目にも美しい。

4Kテレビに注目が集まる昨今ですが、あえて2Kテレビの最高峰を目指したというZ8シリーズ。タイムシフトマシンも含めて私としては大満足です。テレビ番組を見る時間が少し増えました。
問題点があるとすれば、気軽に昼の番組を夜に見たり、数日前の番組を見られるので、時間感覚や曜日感覚がおかしくなること。逆に言えば放送時間に縛られなくなって自由な視聴スタイルになるってコトでもありますけど。あと、CMを飛ばしがちになりました。
もう一点だけ問題が。巨大なHDDを常時回しているので、少々音がします。そんなに気にはならないけどね。


そんなこんなの私の新テレビライフ。やっぱり新機能というのはとにかく心躍りますね。これからも色々な分野が進歩して、色々な新機能が出てくるのでしょう。なんだか楽しみです。

2014/05/22

地テシ:053 PS4の巻

そんなこんなの2014前半だったのですが、仕事については前回書いた通りです。現在、「蒼の乱」大阪公演中でして、六月になれば「ラストフラワーズ」の稽古も始まります。なんか、四月になれば彼女は。みたいですが全然違います。芝居ばっかりしている日々ですが、それが職業なんです。じゃあしょうがないよね。


そんな仕事の合間には色んな家電やデジタルグッズを買いました。いや、家電以外にもいろいろ買っていますけどね。今日はこの半年の購入家電をご紹介したいと思います。
まずはPS4。いわずとしれた「PlayStation 4」でして、もちろん予約して発売日に手に入れたのですが、なんか世間的には今ひとつ盛り上がっていないようですね。もはや時代はスマホのソーシャルゲームなのでしょうか。私はやはり据え置き機がないと落ち着きませんけどね。
まあ、大きなウリがないのは確かです。絵が綺麗といってもPS3でも相当綺麗ですし、演算が速いといっても実感しにくいですからね。しかし、実は相当に進化したスゴイマシンなんです!

PS4の特徴は全体の操作が統合されていること。PS3までは、電源を入れて現れるホーム画面はあくまでもゲームや音楽、映像へのポータル画面。それぞれを起動させるための入り口でしかなかったのです。
つまり、ゲームを始めたら、ゲームを終えるまでトップ画面には戻れなかったのです。音楽や映像も同じく別々の扱いです。要するにシングルタスク、一度に一個しかできなかったのです。マルチメディアマシンとかいいながら、これではちょっとお粗末です。

しかし、PS4ではそれらをホーム画面で自由に行き来できるようになったのです。つまり、ゲームを途中で停めておいて、音楽を聴いたり映像を見たりできるのです。それぞれが独立していて、しかもマルチタスクに同時に動くので、例えばゲームのBGMとして好きな音楽をかけたり、ゲームプレイ動画をすぐさま動画サイトに投稿できたりするのです。
ちょっと判りにくいでしょうか。つまり、ゲーム、音楽、映像、Webブラウザー、ストアなど、PS4で扱える色々なメディアを行ったり来たりできるようになったってコトです。

他にも色々と進化していますよ。詳しい仕組みの説明は省きますが、スタンバイモードでもゲームをダウンロードできたり、スマホアプリから遠隔操作でダウンロードさせたり、PS Vitaをセカンドスクリーンとして使えたり、さらにはWi-Fiで接続して外出先でもプレイできたり。全体的にネットや周辺機器との親和性が高くなっています。
もちろん絵の綺麗さも抜群です。同じゲーム画面をPS3とPS4で見比べると圧倒的に違いがあります。予想以上でした。
いずれもハイパワーで汎用性のあるCPUの恩恵でもありますね。パワー、スピード、美麗画面、ネット親和性。それぞれの向上はPS3の正統進化といえます。ゲーマーならばマストバイですが、まだソフトの本数が少ないのが難点です。


とかいいながら、私、実はあまり遊んでいません。前回書いた通り、稽古と仕事で忙しかったのと、気楽にプレイできるタイプのソフトが少なかったからですかね。いくつかのゲームをちょっとプレイして、配信されているプレイ動画を見て、後は「Music Unlimited」というソニーが運営する有料制聞き放題サービスをPS4で起動して、仕事BGMとして垂れ流していたくらいです(Music Unlimitedについてはまたいつか書きますね)。
なのでPS4の真価はまだ体験していないかもしれません。東京に戻ってちょっと落ち着いたらもう少し使い込んでみたいと思います。とりあえず、5/22に発売される「inFAMOUS Second Son」が楽しみです。シリーズの三作目ですが、一作目は大好きで相当やり込みましたから、最新作も期待できますよ。


ああ、PS4の話だけで長くなってしまいました。なので他のご紹介は次回で。

2014/05/18

地テシ:052 2014前半のお仕事

気がついたらもう五月も後半。前回の更新は一月。ああ、ずいぶんと時間が経っていました。なんか、もうねえ、なんか忙しかったのよ。「一郎ちゃんがいく。」東京公演が終わったらすぐに「蒼の乱」の稽古が始まり、しかもいろんな締切が波状攻撃のように押し寄せてくるというバタバタさ。

ええと、この期間にやった仕事はといえば、

まずは「蒼の乱」の稽古場レポートである「アワブロ」
http://aonoran.jugem.jp/?cid=5

そして、連載記事です。
演劇ぶっくの「人物ウォッチング」(奇数月上旬発売)
http://www.enbu.co.jp/kick/
同じく演劇ぶっくのWeb「日刊☆えんぶ」での「未確認ヒコー舞台:UFB」(毎月第一木曜日更新)
http://blog.livedoor.jp/nikkann-awane/

それから、久しぶりにチラシをデザインしました。しかも二本。どちらも大阪の劇団です。

まずは、ずっとチラシを作らせて頂いている、工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10さんの「ストレッチポリマーインターフェース」。



土谷稔さんのステキなイラストを邪魔しない方法を試行錯誤して出来上がったチラシです。
大阪公演はウイングフィールドにて5/22-25、東京公演は小劇場B1にて5/29-6/1です。
公演詳細はこちら。

もう一枚は、久しぶりに帰ってきた天才たち、大田王「大田王2014ジゴワット〜Back to 2015」。

 














川下+三上+大王=大田王が15年ぶりに公演を行います。前回公演には私も出ていたのですが、今回はチラシデザインだけでの参加です。川下大洋さんの提案で、裏面には私も写真でちょっと参加させて頂いていますよ。
公演はABCホールにて7/17-21。贅沢にも大阪公演だけですよ。
公演詳細はこちら。
http://asahi.co.jp/abchall/event/daitaou/index.html

どちらのチラシも完成が予定より遅れてご迷惑をお掛けしてしまいました。なんか最近、どんどん仕事が遅くなってきてるんだよねえ。


あ、それからもちろん、大人の新感線「ラストフラワーズ」や、月影番外地「つんざき行路、されるがまま」の宣材撮影もしました。詳しくはそれぞれ
http://www.otonanoshinkansen.com
https://facebook.com/tsukikagebangaichi
をご覧下さい。
今年後半の舞台はこの二本ですよ。


そんなこんなの2014前半です。あ、仕事のことしか書いてないですね。
では、仕事以外のことも今度書きましょうか。
今度がいつかは判りませんけどね。
ではでは、また。

2014/01/18

地テシ:051 「キルラキル」と「一郎ちゃんがいく。」

えー、
今更ですが新年明けましておめでとうございます。
2014年もどうぞよろしくお願い致します。
「ショーシャンクの空に」公演が終わって、なんだかバタバタとしている内に年が暮れ年が明け「一郎ちゃんがいく。」の稽古も再開し、気がついたらすっかり一月も半ばを越え、気がついたら今年最初のメディア露出作品もオンエアされちゃっていました。


皆さんは「キルラキル」というアニメをご存じでしょうか? TBS系列でオンエアされている、学園モノでありながらとんでもない設定ととんでもないスピード感ととんでもないテンションと熱さで展開する、ぶっ飛んだ深夜アニメです。
脚本は皆さんご存じ中島かずきさん。超豪華声優陣と「天元突破グレンラガン」のスタッフでお送りする、今クール最高のアニメだと思います。
かずきさん脚本ということで第一話から楽しく拝見していたこの作品ですが、なんと! その第14話に声優として参加させて頂きました! ていうか、既にオンエアされてしまいました!
まだまだ先だと思っていたのですが、気がついたらもう放送日だったんですね!

私の役所は大阪の大金持ち、「難波金満高校生徒会長 宝多金男(たからだかねお)」でございます。コテコテの大阪弁を喋りまくる、やたらテンションの高い大金持ちですね。このアニメは全出演者がとにかくテンション高いので、負けないようにテンション上げまくって収録したのですが、放送を見るとまだまだ足りていないと反省することしきりです。
レギュラー陣は今回も最高の完成度。綺羅星のごとき声優陣の中で唯一知り合いの新谷真弓さん演じる蛇崩乃音(じゃくずれののん)さんの赤ブルマ姿も眩しい第14話ですが、絶対的権力を誇る本能寺学園が関西制覇に向かう熱い展開となっております。いや、展開となっておりました。もう放送されちゃったから!
しかし! この関西編は次回の第15話へと持ち越されます。そう! 私が演じる宝多金男くんは来週も登場しますよ! 関西圏は1/23(木)深夜、関東圏は1/24(金)深夜に、TBS系にて放送されます。詳しくはこちら!
http://www.kill-la-kill.jp
というコトで、来週も宝多金男くんの活躍をお楽しみに!
ていうか、私の大好きな満艦飾マコさんの活躍をお楽しみに!
もう満艦飾マコさん大好き!


さて、そんなこんなで「一郎ちゃんがいく。」東京公演も目前ですね。16年ぶりに白河稀人を演じさせて頂く今作。キャストも新たに新バージョンでお送りしますよ! とにかく相変わらず怒濤の展開、怒濤の知識バトル、怒濤のセリフの応酬をお見せできると思います。テンションの高さでは「キルラキル」に勝るとも劣らない「一郎ちゃんがいく。」もお楽しみに! 間もなく閉館との噂のある青山円形劇場での公演ですよ。これは見なきゃ! 特に平日が狙い目ですぜ!
http://www.nelke.co.jp/stage/ichiro-chan/
どんな現場でも楽しく過ごす私ですが、今作は特に楽しいんですよ! お見逃しなく!