2014/05/27

地テシ:055 象印マホービンさんの加湿器の巻

家電話の続き。続くんかい! この冬買った家電はまだあるんです。まだあるんかい! あるんです。イイんです(ジェイさん風)。そう、冬と言えば乾燥、乾燥と言えば加湿器。そうです、加湿器を買い足したのです。
俳優にとって乾燥は大敵。喉にもお肌にも良くありません。また、部屋が乾燥しているとインフルエンザなどのウイルスが繁殖しやすいというデータもありますから、冬場には加湿器が必需品ですね。
今まで私が使っていたのは加湿機能付きの電気ファンヒーター。暖房も加湿も行えて便利なのですが、やはり少々パワー不足だったのです。

ところで、劇場の楽屋にも加湿器が用意されているコトが多いのですが、昨年の「ショーシャンクの空に」のツアー中、ある劇場の楽屋に用意されていたのが象印マホービンさんの加湿器でした。
象印の加湿器? 象印さんといえば台所家電というイメージがあったので驚きました。すると、アンディ役の成河さんが随分と誉めるのですよ。成河さんが言うには「加湿器界の革命」とまでいわれるほど革新的らしいのです。

加湿器には、大きく分けて気化式、超音波式、スチーム式の三種類があります。常温の水にファンで風を送って蒸発させるのが気化式、超音波振動で水を霧状にするのが超音波式、そしてお湯を沸かして沸騰させるのがスチーム式ですね。またこれらを混ぜ合わせたハイブリッド式というのもあります。それぞれに一長一短ありますので、ご家庭の都合に合わせてお選び頂ければ幸いです。

で、象印さんの加湿器はスチーム式。
http://www.zojirushi.co.jp/syohin/comfortable/EERH.html
電気でお湯を沸かすと言えば電気ポット。そう、要するにこの加湿器は大型の電気ポットなのです。だから台所家電の象印さんが出しているんですね。
見た目もかなり電気ポットです。ポットからお湯の注ぎ口を排除したような形。つまり取っ手の付いた円筒型ですね。色味もそうなので、ほぼポットです。で、このポットっぽい形がその革命性と関係があるのです。

加湿器というのはメンテナンスが大変ですよね。お使いになった方ならお判りかと思います。特に気化式。フィルターに水を含ませてファンで風を送り、気化させる。それが故に室温でローコストに加湿することができますが、フィルターがカビてしまったり目詰まりを起こしたりするので、フィルターのメンテナンスが不可欠です。また、どうしても構造が複雑になるので手入れも大変です。
一方、スチーム式でも水タンクやヒーターまわりはメンテが必要で、これもまた結構大変なんですよ。

そこで象印さんのこの製品です。この製品には水タンクがありません。電気ポットのように内槽がそのままタンクになっていて、そのまま加熱されます。まさしく電気ポットと同じ。電気ポットの上部蓋に蒸気が出る穴が開いているだけ。そのまま水がなくなるまで煮続けるのです。

電気ポットのように超広口だから水を入れるのも捨てるのも簡単。構造がシンプルで余分なフィルターやバルブが無いからメンテも超簡単。クエン酸洗浄機能も付いているから、クエン酸を入れて洗浄ボタンを押すだけ。そしてお湯を捨てるだけで完了。なんなら「ポット洗浄中」を使う手もあります。

この加湿器のおかげでこの冬は乾燥せずに済みました。弱点としては、割と電気を食うことと、シュンシュンという湯沸かし音がそこそこすることくらい。ただし乳幼児がいるご家庭では注意した方が良いでしょう。蒸気口が高温だから。
なお、この製品についてもっと詳しく知りたい方はこちらのリンクへどうぞ。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/27/news003.html
ただ、そろそろ梅雨で、むしろ除湿器の方が欲しくなってきていると思いますけどね。梅雨時に加湿器の話をする私の方がどうかしています。ええと、年末あたりにでも思い出してあげて下さい。


さてさて、なぜだか大阪の空の下から東京自宅の家電自慢を連投してきましたが、気がついたら「蒼の乱」大阪公演もラスト一回で終わりです。つまり大千秋楽です。色々ありましたが、まあなんとかみんな無事です。このままラストまで無事に行きたいものです。いや、なんとしても無事に終わらせますぞ−!