2011/09/01

ソニー新製品!

ついにソニーがタブレットを出しましたね!
なにこのオシャレなデザイン!特にフロントパネルが裏側までグルッと巻き込まれている辺り。側面のボタン類も誤作動を起こさないように引っ込んでいるのも良いよね。
確かにオシャレだし、Reader書籍が読めたり、初代PSゲームが遊べたりするのがソニーっぽい。けど、買わないよ。

同時にサムソンもgalaxyシリーズのタブレットやら微妙なサイズのスマフォを発表したりもしています。

でも!
私が今一番注目しているのはこちら!
ヘッドマウント3Dディスプレイ!
これなら確実に立体視できるし、3Dメガネも要りません。ていうか本体がメガネみたいなもんだからね。ある意味、裸眼立体視。
ただ、これが裸眼と言えるかどうかは難しいけど。


そんな中、アップルの社員がまた新型iPhoneをバーで紛失したらしいですよ。
またかよ!
またバーに置き忘れたのかよ!

テシタル地上派 010 第六天神社の巻 その二

さて、前回の続き。すぐ書いちゃうけど。
現在東日本に数少なく残されている「第六天神社」は、元々は第六天魔王(他化自在天・波旬)を祀っていたのに、神仏分離令によって祭神を代えざるを得なかった、という話でしたね。
中には「第六・天神社」と分けて読み、天神さま(菅原道真)として地元民の信仰を集めている第六天神社もありました。杉並区の高井戸にある第六天神社もそうでした。なぜそれを知っているかと言いますと、最近お詣りに行ったからですね。
井の頭線高井戸駅からちょっと南にあるこの神社の祭神は例によっておもだるさま・かしこねさまとなっており、この二柱が祭神ではありますが、地元の方には天神様と言われているそうで、境内にも合格祈願の絵馬が祀られていました。こりゃ学問の神様扱いですな。
ちなみにサイトはこちら。
http://www.shimotakaido.org/tenjinja/index.htm
なにしろURLが「tenjinja」ですからね。

で、色々と検索しているウチに茅ヶ崎にある第六天神社に行き着いたというワケです。こちらの祭神もおもだるさま・かしこねさまと書かれているのですが、紹介されているこちらのサイト
http://www.jinja-fan.com/109kanagaw/10467822384.html
には本来の第六天魔王が祀られている(が形式上はおもだるさま・かしこねさまになっている)っぽいコトが書かれていたんですよ。ていうか、「本地垂迹説 (ほんちすいじゃくせつ)」という説(仏教の神様は神道の神様に一対一で対応するという説)では他化自在天はおもだるさま・かしこねさまに対応しているの で、同じ事を言っているのですけどね。

ええと、ちょっとややこしいかもしれません。とりあえず、現存する第六天神社の中で、一番他化自在天を祀っているっぽい神社が茅ヶ崎にあったというコトだけご理解下さい。
じゃあ、行こうじゃないの。茅ヶ崎に!



JR茅ヶ崎駅から西に約15分。一号線沿いに、つまりは東海道沿いに茅ヶ崎第六天神社はあります。創建は新田義貞の鎌倉攻め(鎌倉時代)の頃とも江戸時代とも言われております。鳥居の横に由緒書きがあり、そこには「あらゆる喜びを与えてくれる法力を持つ神」と書かれておりまして、やはり他化自在天が祀られているっぽいですね。
一通りお詣りした後、社務所にてお守りを買い求め、ついでにいくつか質問をしてみました。やはり、元々は他化自在天・第六天魔王を祀っていたようです。昔はこの辺りでも自宅で個人的に第六天魔王を祀っていた旧家もあったのだとか。
また、別の紹介サイト
http://www.m-y-star.com/shrine/tiga_dairokutenn/dairokuten.shtml
では、その由来について不明な点もあるというようなコトも正直に書いてあり、どうやらよく判らないというのが本当のトコロのようです。ですが、まあ、多分大元は他化自在天なんじゃない? 多分そうだよ! いろんな言い伝えを合算すればそういうコトだよ!

とか思いましたが、やはりちょっと不安に思ったので地元の図書館にて調べてみました。茅ヶ崎市立図書館に収蔵されている「十間坂の郷土史」(篠田貞太郎編/郷土愛好会)を当たってみますと、「江戸中期以後に建立と考えるのが妥当」とか「金剛院の守護神として建てられた」とか書かれており、ご祭神については「本来、第六天は沙舎跋堤と云い、訳して他化自在天と云う」とか「御祭神も仏神ではまずかろうと変更された」とも書かれているので、元々は他化自在天を祀っていたと思われます。ほらやっぱり!


では、なぜして第六天神社にお詣りしたのか? それは「髑髏城の七人」において私が第六天魔王を名乗る人の配下に居るから! そして余りにも周りに厄災が続いているから!
とりあえず、これ以上トラブルが起こりませんように、と祈らせて頂きました。困った時の神頼みというじゃありませんか。

で、ついでに茅ヶ崎の街をふらふらと歩いてみました。その話はまた今度。

2011/08/31

テシタル地上派 009 第六天神社の巻 その一

「髑髏城の七人」大阪公演と東京公演の合間、我々役者はお休みを頂きまして、まあ中には仕事が入っているゲスト陣もいらっしゃいましょうが、少なくとも私はお休みでして、芝居を見に行ったり部屋を片付けたり病院に行ったりゆっくり休んだり、色々としておりました。

そして私は今、茅ヶ崎におります。茅ヶ崎。サザンオールスターズの歌詞の中でしか聞いたことのない街。なんか、湘南にある街。サーファーが多い街。国道一号線沿いに、ひいては東海道沿いにある街。相模川河口にある砂洲に守られた風光明媚な街。
後半、単なる地形マニアの歴史と地形による興味の方が勝っちゃっていますが、まあとにかくそういう街です。東海道の藤沢宿と平塚宿に挟まれた単なる農村と漁港の街でしたが、その海の恵みによる海水浴とサーフィンの街として、そして何よりもサザンオールスターズ(特に桑田佳祐さん)の愛する街として近年有名になった街です。

何故私がそんな茅ヶ崎を訪れたのか。泳ぎに来たのか? 波に乗りに来たのか? そんなワケはありません。自慢じゃありませんが、海で泳いだ最後の記憶は大学生の時です。子供の頃でも、夏には海が良いか山が良いかと問われれば即座に山と答えてしまった私です。山登りの方が好きだったんです。加えてアトピーだったので、荒れた肌を晒したくなかったのも理由の一つです。いまだに人前に肌をさらすのには抵抗があります。サーフィンなんて一度もしたことがありませんさ。
そんな海嫌いな私が茅ヶ崎に行ったのですから、当然海が目的ではありません。茅ヶ崎市十間坂にある「第六天神社」が目的です。第六天神社? 聞き慣れない神社ですね。稲荷神社とか氷川神社とか八幡神社ならどこにでもあるでしょうが、第六天神社とは聞き慣れないかもしれません。しかし、かつては日本中に多く祀られていたらしいのです。それがなぜ数少なくなってしまったのか。

ある程度歴史に詳しい歴女のお姉様方なら、織田信長が自らを「第六天魔王」と名乗ったという話を聞いたことがあるかもしれません。仏教に於いて世界は三界(無色界・色界・欲界)に分類されます。「三界に枷無し」の三界ですね。無色界と色界、そして欲界の上の方までが天界。欲界のなかばが人間界で、下が地獄界です。欲界上方の天界の部分が「六欲天」で、神様でありながら欲にとらわれる六つの天界を指します。この六欲天には四天王とか兜率天とかが居るのですが、その最上位、つまり色界のすぐ下に居るのが「他化自在天(たけじざいてん)」、すなわち下から数えて六番目なので第六天なのです。
この他化自在天というのは欲界の最上位であり、波旬(はじゅん)という名前なのですが、これを別名で「第六天魔王」と呼ぶのですね。身の丈二里(約8km)、寿命も16,000年(ただしその一日は人間の1600年に相当する)という想像を絶するサイズ。他人の快楽を自在に自分の物にするコトができ、仏道修行者を仏法から遠ざけようとする魔王であり、その性格からヒンドゥー教の破壊神・シヴァとも同一視されます。キリスト教で言えばサタンとかメフィストフェレスに当たりますかね。
その破壊神的部分を信長が気に入って、それまでの常識や価値観を破壊する姿勢(常備軍、商業重視、宗教弾圧)をもって自らを第六天魔王と称したと言われています。要するに全てを破壊してやるぜ、という意思表示なのですね。まさに信長にはピッタリのイメージです。史実かどうかは疑わしい物も有りますが、とりあえずイメージには合っているってコトですよ。

実際に第六天魔王の法力は強かったらしく、全国に多くの「第六天社」によって祀られたり、個人的に信仰されたりもしていたようです。しかし、信長の死後天下を取った豊臣秀吉がその強力さを恐れ、全国の第六天社を弾圧し廃社に追い込んだともいいます。よって、西日本では第六天神社は皆無に等しく、東日本にいくつか残されているだけだとか。

これが第六天神社と信長、秀吉の因縁。で、それとは別に神仏分離令による数の減少もあったそうです。
そもそも仏教の神様である他化自在天が、神道である神社に祀られているというのもおかしな話でしょ。昔は神仏混淆といって、仏教の神様も、神道の神様も一緒くたに考えられており、同時に祀られていたりもしました。寺と神社がセットで建立されたり。別当寺などがそうですね。
それが明治初期の神仏分離令によって寺と神社が厳密に区別されることになり、一緒に立っていた寺と神社が離されたりしました。また、神仏習合でごっちゃに祀られていた祭神も修整され、神社では仏教の神を祀ることはできなくなりました。
なので、東日本に数少なく残された第六天神社は祭神と共に名前を変えた例も多かったようです。
そして、現在第六天神社という名前を持つ神社は関東に十社ほどあるようなのですが、神仏分離令の時にそのほとんどが祭神を「おもだるのかみ・いもあやかしこねのかみ」の二柱に変更したそうなのです。この二柱は日本神話に於ける神代七代の六代目であり、それでまあ「第六天」に当たるってコトで祀られているのです。ちなみに七代目がかの有名な「いざなぎ・いざなみ」ですよ。

ああ、第六天の説明だけで長くなっちゃった。ので、続きは次回。
ちなみに、本稿は色んな資料をかみ砕いて説明しているので正しくない場合もありますので、その点だけはご了承下さい。ていうか、私の説明はいつもそうなんですけどね。

2011/08/26

ジョブズがAppleCEOを辞任!

もう一般ニュースでも取り上げられているのでご存じの方も多いと思いますが、スティーブ・ジョブズがApple社のCEOを辞任いたしました。
そろそろかとは思っていましたが、その時は案外早くやってきてしまいました。
一般ニュースでも取り上げられているホドですから、当然ギーク系サイトではこの話題で持ちきりです。 

engadget japanからの引用→
「もしアップルCEOとしての責務と期待に見合えない日が来てしまったら、私自身がまず一番に皆さんへ知らせるつもりだと常々言ってきました。残念ながら、その日は来ました」
という一文がズーンと心に響きます。


その結果、株価が一気に下がったりもしたところに、世界でのジョブズへの期待感が端的に表れていると思います。
そして後任はティム・クック。ジョブズ同様、中々に難物なようですね。

さあて、今後どうなりますか。でもまあ、今後とも買っちゃうんだろうなあ。というのが「しょうがない」のは既報の通りです。


さて、今日はcube presents「奥様お尻をどうぞ」を観劇。評判では笑いすぎて後半疲れてくるとのコトでしたが、私は逆に後半に行くほど笑いのボルテージが上がってきました。「そうきましたか!」ってカンジで。
 もう、手練れを揃えた上質な無意味さに圧倒されましたよ。
でも、演劇って台本、演出、俳優だけではなくて、スタッフワークも肝要なのだというコトもひしひしと感じました。お見事でした。

こんなカンジで時々は観劇報告とかもしていきたいと思います。

2011/08/25

「髑髏城の七人」大阪公演終了

「髑髏城の七人」の大阪公演が終了いたしました。ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。
そして、色々とありまして、皆様にはご迷惑をお掛けいたしました。
吉田メタル君は治療に専念するため、東京公演も欠席となります。
お楽しみにして頂いていた方々には申し訳ありませんが、その分、アクションクラブの川原正嗣さんと前田悟さんが頑張って下さいますので、そちらでお楽しみ下さい。
あと、私も所々メタルくんのセリフや殺陣を分担していますよ。気付かない方も多いかと思われますので自分で言っておこう。

ていうか、不測の事態ですので、みんなでカバーし合いながらやっていきましょう。

大阪のホテルでの生活を終え、なんだかごみごみした東京に帰って参りましたが、そのごちゃごちゃ感もなかなかに愛すべき街だと思います。大阪も良いけど東京も良い。他の都市ももちろん、それぞれがそれぞれの魅力があれば良いと思います。
ただ、ホテルの照明ってなんであんなに暗いんだろうね。間接照明ばかりでさ。自分の部屋に戻って、その明るさにホッとしました。
あと、個人的な感想ですが、バスタオルは薄くて硬い方が好みなんだが。ホテルのフカフカの分厚いタオルはそれはそれでいいんだけど、個人的にはガサガサのタオルの方が吸水性が良いような気がして好きなんですよ。何年も使ってガサガサしたバスタオルを愛用している身としては、ホテルの高級なタオルが苦手です。

さて、次は東京公演ですね。まだまだ先は長いです。さらに楽しい舞台となるよう、頑張っていきたいと思います。とりあえずはバキバキになった身体を休めたいと思います。休めさせて下さい。あと、舞台とか見に行かせて下さい。うん、行きましょう。