2015/12/31

地テシ:078 2015年ももう終わり

えー、年末ですね。大晦日ですね。ネルケプランニング「夜の姉妹」にはいっぱいのお運びありがとうございました。無事に大阪公演も終わりまして、私もおばさんおばさんと言われながら終わりました。懐かしの近鉄アート館は実に楽しかったですよ!


そんな2015年ももう終わり。なので今年の仕事でもまとめておきましょうか。

まずは冬に「真田十勇士」TBS版の再演で幕を上げ、春から秋までずーっと「五右衛門vs轟天」! 怒濤の80ステージ! 秋からはちょっと規模を小さくして「芸祭」と「新感線MMF」と朗読劇「ポポイ」と「夜の姉妹」の四連発。

舞台ではこんな感じ。今年は映像の仕事がなかったのね(取材を除く)。あ、あったわ。来年公開のある映画にホンの一瞬だけ出ています。出来上がったら出てないかもしれないけど。

レギュラーの仕事としては、毎度お馴染み演劇ぶっくの「人物ウォッチング」が隔月連載、日刊☆えんぶの「未確認ヒコー舞台:UFB」が毎月連載(http://blog.livedoor.jp/nikkann-awane/)です。
他にも「大☆新感線博」にて配布された復刻版会報「めぐり」を作ったり、プロジェクトKUTO-10さんの「骨から星へ」のチラシを作らせて頂いたり(http://plaza.rakuten.co.jp/kuto10/)。

こんな感じでしょうか。忘れてない? 何か大事な仕事忘れてない?

ちなみに今年観た舞台は47本。例年よりちょっと少なめです。


来年は2016年劇団☆新感線春興行 いのうえ歌舞伎《黒》BLACK「乱鶯」から始まります。ていうか、その稽古から始まります。
2016年もよろしくお願いいたします! では良いお年を! さあ年越しで「Fallout 4」やるぞ!

2015/12/25

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のおはなし

ネルケプランニング「夜の姉妹」大阪公演も始まりまして、ちょっと狭い劇場で、東京よりもグッと濃密な空間で、グッと濃密な演劇が出来ているような気がします。やっぱり演劇専用の劇場というのは有り難いですね。しかも久しぶりの劇場だし。昔のまんまの劇場でお待ちしております。

そんな「夜の姉妹」の話もそこそこに、今日はやっと見た「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の話をしたいんですよ。できる限りネタバレはしないようにしますが、ちょっとは出ちゃうかもしれないから気をつけて下さい。


















まあ、一言で言うと「楽しかったです」という小学生みたいな感想しか出ないんですけど。どうやら賛否両論いろいろな感想が出ているようですからいまさら私がなにやら言っても仕方がないとは思いますが、まあ見た感想は人それぞれ。それは映画だけでなく我々の演劇作品についても同様のことが言えると思います。作品は観た人のモノ!
観た時の気分とか時代とか天気とか、まあ色々な要素で感想というのは変わるモノでして、それはそれは純粋にパーソナルなモノになるんですよ、感想ってのは。だからこそ、第一作(EP4)から映画館で観ている私個人としての感想は「楽しかった」だという話ですね。

ストーリーに関しては、ちょっとでも話しちゃうと先入観が入っちゃうから言えませんが、旧三部作(EP4〜6)が好きな人なら楽しめるんじゃないでしょうか。オマージュというかリスペクトが過ぎるのは新監督J・J・エイブラムスの名刺代わりの挨拶だと思いますが、今後の展開であっさりと裏切ってくれても、あくまでリスペクトを続けてくれても、どっちにしても私は構いません。好きなように料理すれば良いと思います。それこそ観客は好き勝手言うものですから。

なんだかツッコミどころの多い作品ではあるとは思いますが、まあいいじゃん、楽しかったんだから! ええと、個人的にはア○○○提督が再登場したのが嬉しかったんですけど。ていうか生きていたんだ魚顔提督! あ、ネタバレだ。

今後のシリーズも楽しみですね。どう転がっていくのやら!

2015/12/23

地テシ:077 「夜の姉妹」大阪公演が開幕します

ネルケプランニング「夜の姉妹」も東京公演はおおむね評判も良く、無事に終えることが出来ました。次は大阪公演ですよ。

大阪公演の舞台は懐かしの近鉄アート館。かつては新感線や劇団MOTHERの公演で何度もお世話になった劇場ですが、しばらくの休館を経て復活いたしました。
昨年の「一郎ちゃんがいく。」の大阪公演の会場ではありますが、私は東京公演だけの参加でしたので近鉄アート館には行っていないのですよ。
その時のキャスト陣からも、他の演劇人からも、昔の近鉄アート館を知っている人々からは「まったく変わってないよ」という報告を頂いていたのですが、実際に来てみたらホントに変わっていませんでした。まんまの復活です。

休館前に最後に出たのは何だろうと考えてみたのですが、覚えている範囲では2000年の「ALL AROUND MOTHER」だったような気がします。だとすれば15年ぶりですよ。かつては舞台上での出演はもちろん、音響や照明のスタッフとして何度もお世話になった劇場ですが、実に久しぶりの近鉄アート館です。

今ではあべのハルカスの中に取り込まれちゃっておりまして、近鉄百貨店本店ウイング館の八階にあります。昔のアート館をご存じの方なら昔の通りに、ご存じない方でもハルカスの八階にあるんだとだけ覚えて頂ければ辿り着けると思います。
もうなにもかも昔のまんま、床のシミまで昔のまんまでお待ちしておりますので、どうぞご来場下さいませ。

そしてこちらがあべのハルカスの勇姿。現段階で日本一の高さですよ!


2015/12/10

地テシ:076 「夜の姉妹」開幕します

急に冬っぽくなりました昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。粟根まことです。朗読劇『夜の入り口』 第4シーズン「ポポイ」も無事終わりまして、それと並行して、いつもチラシを作らせて頂いているプロジェクトKUTO-10さんの来年の作品「骨から星へ」のチラシも作らせて頂きました。製作が遅れて多大なご迷惑をお掛けしながら。












来年三月の公演ですが、どうぞ覚えておいて下さいませ。


そして、いよいよネルケプランニング「夜の姉妹」の幕が上がりますよ。若い頃からお世話になりまくっているわかぎゑふさん作・演出による男女逆転劇。男女逆転ってコトは男女が逆転しているってコトでして、私も女性役をやりますよ。アンナ・エグロシュタイン男爵夫人というフランス貴族のおばさまです。皆様のご想像通り木野花さんそっくりになるでしょう。見にいらっしゃる時は、できれば木野さんの面影は忘れてお越し下さい。
ゴシック・ホラーと銘打っておりますが、ホラーというよりミステリーとかサスペンス調でして、しかもなんだか面白げなシーンも増えてしまいました。もともとがリリパット・アーミーIIのレパートリーですから遊べるところは遊んじゃおうって感じでしょうか。悲劇ではありますが、あんまり怖がらずにお越し頂ければ幸いです。

東京は品川プリンスホテル クラブeXにて12/11〜20、大阪は近鉄アート館にて12/23〜27に上演です。ガッツリ年末やらクリスマスやらと被っておりますが、二時間ほどに収まりそうですので気軽にお越し下さい。特に平日がオススメです。 

ところで会場なんですが、東京のクラブeXって演劇会場としてはあまり聞きませんよね。私も初めてです。品川プリンスホテルの中にありまして、要するに品川駅(JR、京急)の目の前です。かつては華族毛利邸だった由緒正しき土地です。 ちょっと場所が判りにくいのでご説明を。品川駅高輪口を出て、大きな横断歩道を渡った後、ウィング高輪westの中を突っ切って左斜め方向に進むと品川プリンスホテル アネックスタワーに入ります。で、ボウリングセンターを目指して行って、ボウリングセンター前のエレベーターかエスカレータで三階に上がって下さい。その辺りに判りにくい入り口がありますから、そこです。ていうか、ホントに判りにくいですから、ちょっと早めの到着を心がけて下さいませ。

初めてのクラブeXに対して、大阪会場の近鉄アート館は懐かしい劇場ですね。かつては何度も踏んだあの舞台が、一時の休館を挟んで復活し、今回リニューアル後に初めて行きますよ。「一郎ちゃんがいく。」の時は大阪公演には参加できませんでしたので、本当に久しぶりにあの舞台に立ちます。 

初めての劇場と、懐かしの劇場。この年末も刺激的な日々が過ごせそうですよ。

2015/11/13

地テシ:075 朗読劇「ポポイ」と「goodday for you」

えー。朗読劇『夜の入り口』 第4シーズン「ポポイ」の第一夜が無事開きましてご来場頂きました皆様ありがたいのですが、明晩の第二夜はもう千秋楽でしてありがとうございました。

で、さっそく情報の訂正です。

前回、場所に関して、

場所が判りにくいかもしれませんが、六本木通りに面した「三保谷硝子店」さんの地下一階です。

と書きましたが、今日初めて会場に行きましたら、「三保谷硝子店」さんの大きな看板はなくなっておりました。目印になりませんからお気を付けて。
六本木通りの北側を渋谷側に向かって歩いて、ヒルズを通り過ぎて、EX THEATER ROPPONGIも通り過ぎて、もうちょっと行った所にありますからね。

替わりと言ってはなんですが、何の替わりにはなりませんが、会場のすぐ近所に、私が好きなチーズケーキのお店「goodday for you」があったことをご報告いたします。ていうか、六本木交差点から移転してきたんだそうです。昔はね、俳優座劇場の向かいにあったのよ。で、時々行っていたのよ。そしたらこっちに移転してきたんですって。
スコーンとかクッキーとかも美味しいのですが、是非チーズケーキを食べて頂きたい。最近ハヤリの「甘さ抑えめ」とかじゃないから気をつけてね! 私も明日久しぶりに食べますよ。

2015/11/12

地テシ:074 西麻布で大人な夜を。朗読劇「ポポイ」

2daysで盛り上がりました「新感線MMF」も無事に終わりました。始まる前は盛り上がるかどうか不安なほどのユルさでしたが、ユルイなりに盛り上がったようでホッとしております。ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。東京以外でご覧頂けなかった皆様には申し訳ありませんが、また機会があればこのようなイベントもやってみたいモノですね。

さて、MMFが終われば次は朗読劇ですよ。Produce lab 89さんの企画で、徳永京子さんと村岡希美さんを中心に行われている朗読劇「夜の入り口」の第四弾。今回の題材は倉橋由美子さんの「ポポイ」。独特の感性を持つ女子大生が、美しい青年テロリストの「生きる首」の世話をする物語。近未来が舞台のようですが、どことなく大正や昭和の退廃的な空気感もあり、耽美とユーモアとエロスとが入り交じった作品です。
公演の概要はこちらです。

『夜の入り口』 第4シーズン「ポポイ」

テキスト:倉橋由美子「ポポイ」
出演:粟根まこと(劇団☆新感線)
   佐藤真弓(猫のホテル)
   須賀貴匡
   村岡希美(ナイロン100℃)
演奏:鈴木光介(時々自動)

日程:11月12日(木)19時00分〜&22時〜
     13日(金)19時00分〜&22時〜

会場:新世界(西麻布)

詳しくはこちらをご覧下さい。
http://producelab89.com/2015/10/759

場所が判りにくいかもしれませんが、六本木通りに面した「三保谷硝子店」さんの地下一階です。
夜遅い公演ですが、中身は1時間15分ほどです。間には無料の講演会もありますよ。チケットはほぼ完売のようでして、お立ち見になる可能性もありますが、よろしければお越し下さいませ。西麻布で大人な夜を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

2015/10/29

地テシ:073 「芸祭」と「MMF」と、おじさんたち

さあて、若さの詰まったワタルームプロデュース「芸祭」も無事に終わりました。ご来場ありがとうございました。今回は青春がテーマでしたので、確かに勢い余っている感はありましたが、それが青春ってもんです。私も楽しく演じさせて頂きましたよ。

さて、芸祭に続いてのお祭は「新感線MMF」ですね。35周年の最後を飾る(関西ではまだ塚口サンサン劇場の「新感線動画まつり」とHEP HALLでの「大☆新感線博」がありますけどね)記念イベント。過去の新感線が誇るバカ楽曲から選りすぐりのバカ歌を生バンドでお送りする音楽イベントです。
ええと、凝った仕掛けとか派手な演出はありません。かなりユルイ企画ですので、どうぞユルイ気持ちでお越し下さいませ。会場のToyosu PITは東京メトロ豊洲駅から上がって上がって、ゆりかもめの豊洲駅から一駅の新豊洲駅前です。ですが、豊洲駅から歩いても15分くらいですから、余裕のある方は散歩してみて下さい。個人的には豊洲公園を突っ切って、海沿いの遊歩道を歩くことをオススメしますよ。最後にフットサルコートに阻まれますけど。さて、何回「豊洲」と書いたでしょう?

それから、この秋に見た舞台の話を少々。
現在公演中のてがみ座「地を渡る舟」が印象的でした。力のある戯曲と的確な演出と魅力的な出演者。全キャラクターにそれぞれの主義主張があり、誰が正しいというワケではありませんが、それぞれがその信念に正直な所が素晴らしい。特に、いつもは情けないオヤジ役の多い俵木藤汰さんの重厚さには惹かれました。
春の「ウィンズロウ・ボーイ」での中村まことさんや、秋の「すててこてこてこ」(この作品も素晴らしかった)での千葉哲也さんなど、普段さえないオヤジ役をやることの多いおじさん達が、芯のある役を演じて魅力を爆発させているのを見ると、私も頑張らなければならないなあと思うことしきりです。
おじさんといえば村木仁さんが頑張っているはえぎわ「ゴードンとドーソン」も良い作品でして、探すことをテーマにしたすれ違い劇なのですが、飄々とした作風とオシャレな演出がはまっていて、とても素敵な作品でした。こちらはまだ上演中ですよ。ただ、冴えないオヤジの仁ちゃんは、今作でも冴えないおじさんでした。それがまた素敵。

今回は参加できなかった「十一ぴきのネコ」にも素敵なおじさんがいっぱいでしたし、今年はおじさんパワーを再発見出来る作品に多く出会えました。私も精進したいと思います。とりあえず、MMFでは歌いますよ。

2015/09/29

地テシ:072 「芸祭」の本稽古が始まりました

前回もお話ししました、10/7〜12に中野ザ・ポケットにて上演されますワタルームプロデュースvol.5「芸祭」。ついに本稽古が始まりました。これまで、ダンスや殺陣の創作、そして部分稽古などをしていたのですが、本稽古はここから。短期間でギュッと濃密な舞台を作り上げていきますよ。
そもそも、私がこの仕事を受けたのは、作・演出・主催である柏進さんの人柄に惚れたから。一言で言っちゃったら「熱い」ってなっちゃうんだけど、なんかその一言でまとめちゃうのは違うように思う。要するに、なんだか面白いんですよね。柏さん自身が。
集まっているメンバーもどうにも独特で妙な人々ばかりです。素の面白い味のある人達ばかり。さあ、そんな人々が集まってどんな作品が出来上がるのか、私も楽しみです。

そんな私はTHEイナズマ戦隊のCDを聞きまくっている日々ですよ。

https://itunes.apple.com/jp/album/ying-yuan-ge/id302243752?i=302244565
https://itunes.apple.com/jp/album/aijanaika/id462107897?i=462107910

チケットもまだまだあるみたいなので、この曲聞いてなんかグッときた方は是非ともお越し下さい。詳しくはこちらです。
http://www.wataroomoffice.com

柏進さんとも久々の共演です。


2015/09/14

地テシ:071 「五右衛門vs轟天」が終わったよ! そして2015年の秋!

例によって、気がついたら長かった「GVG」も80ステージ全てが無事終了していました。いっぱいのお運び、ありがとうございました。大きなトラブルも無く、全員無事に終えることが出来まして、改めて日々のケアの大事さに気付く公演でした。
特に、五年前のネタもの「鋼鉄番長」で途中離脱した成志さんとじゅんさんは、それはそれはもう入念な気の遣いようでした。前回の轍を踏まぬよう、最大限の注意を払って臨んだ本番ですから、気合いが入っていましたね。まあ、無理をしないようにと思うと同時に、無理をしてしまうのが舞台なんですけど。


さて、2015年も終盤に入り、私のスケジュールもハッキリしてきました。ココでこの秋の予定をまとめておきたいと思います。

まずは現在開催中の新感線35周年企画の二つ。渋谷パルコPART-1・3Fのパルコミュージアムで9/11から23に開催されております「大☆新感線博」(大阪では11/7〜15に梅田HEP HALLにて)と、渋谷パルコPART-3・8Fのシネクイント渋谷で9/12から18に開催されております「新感線動画まつり」ですね。
「大☆新感線博」は35年分のチラシとか小道具とか衣裳とかが展示されている博覧会でして、こんな期会でもなければ表に出てこないレアなモノも含めて、なにやらドカッと展示されています。いずれもすぐ目の前で見られますので、新感線ファンを自認して下さる皆様には是非にもお越し頂きたい展覧会です。入場者にはもれなく、私がかつて作っていた新感線ファンクラブの会報「めぐり」の35周年記念版が貰えますので、気になる方は是非ゲットして下さい。「GVG」本番中にバタバタと作りましたので、出来上がった「めぐり」を見るとちょっとアラが目立つのが残念ですが、まあこれも何かの記念だと思ってお納め下さいませ。
http://www.parco-art.com/web/museum/exhibition.php?id=823

「新感線動画まつり」もレアさでは負けていません。新感線では「ゲキ×シネ」という映画館での上映を続けていますが、ネタものはなかなか上映されません。なかでも「鋼鉄番長」は収録予定日の直前に故障者が続出したため、ちゃんとした収録は行われていなかったのです。しかし、最後の福岡・嘉穂劇場にてなんとか収録が出来たらしく、一応映像として記録に残っていたんだそうです。私も見たことはありませんが。そんなレアな映像が今回上映されるってんですから気になるでしょう。私も気になります。なにしろ私も見たことがないんですから。それも含めて、従来のゲキ×シネとはちょっと趣の違う上映会になりそうですよ。
http://www.cinequinto.com/lineup/index.html#shinkansen


ここまで35周年のお祭り気分の企画が続いておりますが、10月にはまたお祭っぽいお芝居に出演します。タイトルが「芸祭」ってんですから、そりゃあお祭っぽいでしょう。いや、中身は真面目な青春物語なのですが。
http://www.wataroomoffice.com/geisai/index.html
ワタルームプロデュースvol.5「芸祭」は10/7〜12、中野ザ・ポケットにて。タイトルからは判りにくいかもしれませんが、「芸祭」は芸術系大学の学園祭を描いた、ドタバタだけど熱くて笑えてグッとくるドラマ。脚本・演出は「abc3回表」で共演した熱い男・柏進さん。そしてセンターには熱い男心を歌わせればピカイチのバンド「THEイナズマ戦隊」ヴォーカルの上中丈弥さんがいて、周りにも熱い男子や若い女子が集っておりますから、なにやら面白い舞台になりそうですよ。
私自身も初めての中野ザ・ポケットへの出演になりますし、上演時間も割と短くなりそうですから、小劇場らしい濃密で熱い舞台をお楽しみ下さい。


そして、つい最近発表された、もう一つのお祭、それが「新感線MMF」(Toyosu PITにて10/29、30)。
http://www.vi-shinkansen.co.jp/UserArticle/Detail/163
「新感線を音楽(Music)&映像(Movie)&祭り(Festival)で振り返る音楽イベント」とのことですから、なにやら音楽イベントなんでしょう。詳しくはまだ私も知りませんが、例えて言えば最近ハヤリのガラコンサートみたいな感じなのかもしれません。違うか。
色々やってきた35周年イベントもこれで打ち止め。多分。やっぱ秋は祭だよね、ってことで、今暫くお祭り気分にお付き合い下さい。


秋というか、冬にはまだ言えないちょっとした企画と、ネルケプランニングの「夜の姉妹」がありますが、これらについてはまた今度お知らせしますね。今はとにかく暇さえあれば「METAL GEAR SOLID V : THE PHANTOM PAIN」をプレイする日々です。敵兵に後ろからそーっと寄って掴んで尋問して締めて担いで走ってフルトン回収する日々。コレはコレで楽しいんだから不思議ですね。ではまた。

2015/08/02

地テシ:070 「五右衛門vs轟天」東京公演が始まってるよ!

夏だ! 真夏だ! 八月だ! というワケで、気がつきましたら「五右衛門vs轟天」の大阪公演も福岡公演も無事に終わりました。終わっていました。五月の末から始まりましてここまで約二ヶ月上演して参りましたが、全員無事です。
無事なんですが、二ヶ月やってきても、ステージ数で言えばまだ半分ちょい。先は長いね。
そしてこの猛暑の中、その残り半分の東京公演が始まりました! 始まってしまいましたよ! ええと、とりあえず九月頭までなんとか無事に突っ走りたいと思います。


まあそんな大阪福岡旅公演の間もチョコチョコと出歩いておりまして、そんな写真も追々にご紹介したいと思いますが、まずは次の舞台の告知をしたいと思います。

ワタルームプロデュースvol.5「芸祭」
http://www.wataroomoffice.com/index.html
2015.10/7-12

「abc★赤坂ボーイズキャバレー 3回表!」で共演させて頂いた柏進さんがリーダーシップを取る公演。柏進さんと言えば「abc」シリーズで演じたアングラ俳優・利根川渡の熱さが印象的ですが、御本人も同じく熱い熱い俳優さんなのです。
私自身も初の中野ザ・ポケットへの出演になりますから、期待と不安が入り交じっております。久しぶりに加藤良輔くんとも共演できます。どんなものになるかはまだまだ判りませんが、色々な要素がごちゃ混ぜになった、なにやら熱い舞台になりそうですので、気になる方は是非チェックしてみて下さい!

ということで、今年の夏は「GVG」で、秋は「芸祭」というコトで! どうぞヨロシク!

2015/06/30

地テシ:069 「五右衛門vs轟天」大阪公演が始まってそして終わるよ!

ええと、また間が開いてしまいましたね。すみません。2015年劇団☆新感線35周年 オールスターチャンピオンまつり 「五右衛門vs轟天」の公演、始まっています。ていうか、大阪公演ももう終わります。一ヶ月以上やって終わります。されど、この後福岡、東京と廻って全公演の最後まではまだ二ヶ月以上あります。目眩がするほど悩ましい。いや、狂おしい。いや、単に目眩がするだけですね。先は長いや。

今作は35周年だけあって、今までのキャラクターが色々と出てきます。私も役名のあるだけで三役やっておりますが(その内二人は同一人物ですが)、それ以外にもワンシーンだけ盗賊の一人をやっております。みんな着替えで忙しい公演ですよ。
それと、序盤と終盤に出てくる私が持っている武器は巨大計算尺ですからね。判りにくいかもしれませんが、まあ、そういうコトです。計算尺が武器になるとは思いもしませんでした。どう使ったらいいかもまだ判りませんけど。そして、若い方々に計算尺なるモノがなんなのかを説明するのも面倒なのでほったらかしていきますよ。

ええと、そんなワケで間もなく福岡に参りますよ。博多山笠で盛り上がる中洲界隈に参りますよ。我々も盛り上がりたいと思います。劇団としては五年ぶりの福岡ですが、私は今年の頭に行ったトコロですけどね。でも、行けるのなら何度でも行きたいですよ福岡は。存分に楽しみたいと思います。

2015/04/18

ウィンズロウ・ボーイ

えー、「五右衛門VS 轟天」の稽古、始まっていますよ。久しぶりのバカ芝居。やっている方も楽しく稽古しております。さて、どうなりますやら。お楽しみに。

そして、そんな稽古中にも色んな劇場で色んな舞台が行われているワケでして、合間を縫っては観劇に行く日々です。なかなかままなりませんけど。
で、その中から先日拝見したオススメの舞台をご紹介したいのです。いや、まあ騙されたと思って聞いて下さいな。

それは現在、新国立劇場で上演中の「ウィンズロウ・ボーイ」。
http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/150401_003732.html
新国立劇場小劇場で上演される翻訳劇、と聞けば、やはり小難しい重たい作品なんじゃないかと思うでしょ? いや、それは私だけかもしれないし、しかも小難しくて重たい作品でも凄く面白い作品もあるのも事実なんですが、まあ印象としてそんな傾向があるかもしれません。
なんかほら「国立」って付くだけで何となく高尚な感じがするじゃない。確かに、新国立劇場で上演されている作品は質が高いのは本当ですよ。凄くちゃんとしてます。ハズレはありません。何本も見た私が保証します。ただ、やっぱり明るく楽しい作品が好きな私としては、ちょっと敷居が高いのも事実なんです。

この「ウィンズロウ・ボーイ」も、正直ちょっと敷居が高かったのです。もう一度書きますけど「新国立劇場小劇場で上演される翻訳劇」。しかも60年くらい前の作品。良い作品なのは確かですが、楽しめるのかなあ。ちょっと及び腰で観劇したのですが、これがまあ面白かった!

見事な脚本に、的確な演出に、面白い役者。 確かにテーマは重くはあるのですが、軽やかに鮮やかに演じられます。その点では昨年の「THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー」に似ているかもしれません。
無実の罪で海軍兵学校を放校させられた少年の家族が、汚名を晴らすために軍と国に対して裁判を起こす物語。裁判劇ではありますが、しかし、舞台はその20世紀初頭のイギリス中流家庭のリビングに固定されています。裁判劇であり、家庭劇でもあり、会話劇であり、喜劇でもあり。おそらく、やりようによってはひたすら真面目に堅苦しく、あるいは謎解きのサスペンスとしても上演できるのでしょうが、今回は鈴木裕美さんの軽やかな演出によって楽しく見られるのです。楽しそうに演じる演者も魅力的です。

東京公演だけで、しかも来週4/26までの上演ですのでなかなか見られないかもしれませんが、もしお時間がありましたら是非。ていうか、こういう作品こそがちゃんと宣伝されてちゃんと話題になって欲しいなあというのが演劇人としての正直な感想ではあります。

2015/04/06

地テシ:068 大阪の街の巻

さあ、四月。学校で職場でご自宅で、何やら変化があったりなかったり。我々は月や季節にあまり関係ない生活を送っておりますので特に変化はありませんが、皆様におかれましては環境や天候の変化にお気を付けてお過ごし下さいませ。
ああ、変化って程ではありませんが、劇団☆新感線35周年記念として、LINEスタンプとやらを配信し始めたようです。
私はLINEをしていないのでよく判りませんが、なにやらカワイイスタンプが一杯ですから、ちょっと覗いてみて下さいね。


さて、前回は変わりゆく街・渋谷のお話を書きました。3/29に日テレで放送された「ニノさん」でも渋谷の変貌振りが紹介されていましたよ。
そして、大阪も変わりつつあるという話も書きましたね。今回はその大阪の街のお話です。ていうか、「真田十勇士」の大阪公演で撮った写真の続きです。
そのツアー中、ついでにいろんな大阪を撮りましたので、そのことをちょいと書いておこうと思ったってワケです。
ホテルに着いたらまずはPCをネットに繋ぐじゃないですか。で、その日に行く場所をGoogle Mapsで確認するじゃないですか。で、たまたまJR大阪駅を見てみたら路線図が大変なことになっていました。


ああ、大混乱! 大混線! 確かにJR大阪駅は多数の路線が交錯する大ターミナル駅ではありますが、ホームが11番線もある巨大駅ではありますが、これはどうしたことでしょう。表示上の問題だとは思うけど、なんでこうなったんだろう。

続いて、あべのハルカス問題です。昨年の写真を落ち穂拾いした時に、今年は日本一高いビルであるあべのハルカスに登りたいと書きましたよね。
http://awanemacoto.blogspot.jp/2014/12/0622014.html
で、今回真田ツアーで行った幸村終焉の地である安居神社は阿倍野・天王寺のすぐ近くなんです。つまりあべのハルカスは目と鼻の先。コレ、行ってみたらいいんじゃない?
昨年春のオープンからしばらくは激混みだったという噂だったもんですからちょっと警戒していたのですが、さすがに一年近く経った平日の昼間、しかも真冬という条件でしたので、全然待たずに入れました。それでも結構な人出でしたよ。


 その展望台「ハルカス300」から北北東を見た景色がこちら。


真ん中の、ちょっと森っぽくなっているトコロが四天王寺です。そもそも天王寺という地名は四天王寺があるから付いた地名。聖徳太子が建立した四天王寺は和宗総本山であり、南北に直列する四天王寺式伽藍配置がよく判ります(手前が南、奥が北)。
なんてったって現在日本一高いビルの展望台。地上300mから見渡す景色は圧巻でした。特に大阪生まれの私としては、あっちがあれで、こっちがこれで、ほうほう、へーっといったカンジで、大阪の地理を再認識できて大変楽しかったのですよ。

あとは、真田丸探索の帰りに見つけた謎のお店。


なに? おんにょって? メニューを見る限り、一般的な大衆食堂のようですが、それにしても店名が「おんにょ」ってどういうことでしょう。まあ、場所柄から仏教系の由来なのかもしれませんが、それにしてもおんにょって!

ええと、ついでのようですが、名古屋公演の時の写真ファイルからも一枚。丁度名古屋公演の時に、面白ニュースサイト「ロケットニュース24」さんでこんな記事を見つけました。
全国的なカレーチェーンCoCo壱番屋さんは名古屋が発祥。なので、名古屋の各店舗には店舗限定メニューがあるのだそうですが、名古屋にいるうちにこの矢場町店限定の「赤みそカレー」を食べてみたかったのね。で、食べたのね。


記事にもある通り、カレーなんだけどお味噌汁を彷彿とさせる味。ホントにかすかにふわっと香る味噌がコクを増していると思います。コレ、全国的に通常メニューに入れれば良いのにとか思いましたよ。


そんなこんなの「真田十勇士」地方公演話。これでやっと「GVG」に取りかかれます。そんなGVGの最新情報が詰まった暑苦しい公式サイトはこちら。
まだまだ先の公演ですが、どうぞご期待してお待ちください。くだらないよ!

2015/03/20

地テシ:067 東急プラザ渋谷閉館の巻

いやあ、最近の大阪・梅田の変貌振りは凄いですねえ。大阪生まれ大阪育ちの私ですが、東京に引っ越してからはたまにしか帰りませんので、その変わりように追いつけません。
とはいえ、JR大阪駅の拡張と阪急百貨店の改装は理解しました。なるほど、こうなりましたか。広くてキレイになりましたね。まあこの辺りまでは把握していたんですが、今度は阪神百貨店が改装ですって! もう、梅田エリア全部が改装しちゃうのね。まあ、戦後から70年、高度成長期から50年、バブル景気から25年、そりゃまあ都市も新陳代謝しますからねえ。都市計画を考えると変革はまとめて起こるのでしょう。

さて、東京でも色々と変化が起こっています。例えばこの春には交通網が変わりました。JRの上野東京ラインが開通したり、首都高の中央環状線が全線開通したりしましたね。
しかし、大阪梅田のような都市丸ごとの変化と言えば渋谷でしょう。今、渋谷エリアは大変革の真っ最中なのです。以前にも書きました通り、東急百貨店と東急東横線ホーム跡と銀座線渋谷駅がまとめて再開発されるのです。ていうか、その周りもまとめて再開発されるのです。これを大変革と呼ばずにどう呼びましょう!

その大変革の一環なのでしょうか。渋谷駅の西側にあります東急プラザ渋谷が49年の歴史に幕を閉じ、解体・再開発されます。閉館は3/22。そして、現在6階では「東急プラザ渋谷 タイムスリップギャラリー」が開催中です。ていうかこの記事もっと早く書けば良かった。今週末までじゃん!


白根記念渋谷区郷土博物館が所蔵する明治期から昭和期の渋谷を写した写真パネルとか、華やかなりしディスコブーム全盛期をイメージした空間とか、狭い空間ですが貴重な資料が一杯です。基本的には撮影禁止なのですが、昭和中期の渋谷駅を再現したジオラマは撮影可だったので撮ってきました。


どう、このリアリティ! 今はなき東急東横線のかまぼこ屋根や東急文化会館のプラネタリウムの丸屋根や都電網も再現されています。もちろん当時の渋谷を私は知りませんが、なんかこう、グッときますよね。


なお、ここに展示されていて撮影不可な過去の渋谷の風景写真ですが、渋谷区教育委員会が発行している写真集「渋谷の記憶」で見ることができます。シリーズでI〜IVまで出ておりまして、渋谷区役所とか白根記念渋谷区郷土博物館とか渋谷マークシティの4Fにあるクリエーションスクエアしぶやで買うことが出来ますよ。
今週末に渋谷方面に出掛ける用事のある方は、是非東急プラザ渋谷にも寄ってあげて下さい。ちなみにこのフロアは3/22の15時までの営業らしいですよ。
http://shibuya.tokyu-plaza.com/eventinfo_show/

2015/03/18

地テシ:066 Apple Watchの巻

長かった「真田十勇士」も全公演が終わり、いや実は大して長くもなかったのですが、体力的に中々ハードだったもんですから終わってホッとしております。たくさんの御来場ありがとうございました。ていうかご報告が遅くなりましてすみません。終わりましたよ。とっくに終わっていますよ。大丈夫ですか? いや、私が言う言葉ではありませんね。すみません。
公演中はバタバタしたピリピリした気分でしたが、いまではなんだかノンビリした毎日です。落差が大きすぎて自分でもビックリしています。舞台を観に行ったり、東京地形フィールドワークしたり、病院行ったり図書館行ったりする毎日ですが、最近はあるゲームにハマったりもしています。そのゲームについてはまた今度。

さて、先日ついに「Apple Watch」の詳細が発表されましたね。一般のニュースにも取り上げられ、気になっている方も多いのではないでしょうか。あれ、なんだろう? 普通の時計とは違うのかな?
世間的に徐々に認識されつつあるウェアラブル端末。腕時計型やブレスレット型、メガネ型などの、直接身につけるタイプの情報端末ですね。様々なセンサーが内蔵されていて、スマホと連携するコトによって様々なデータを記録、閲覧するコトができます。
メーカー、機種、端末によって違いますが、ランニング時に運動量や消費カロリーを計算したり、移動した位置情報を記録したり、心拍数を確認したりするコトができるようです。端末によってはスマホの外部インターフェースとして電話をしたり音楽を聴いたりメッセージ確認などもできるようです。へー。

なんだかいつもと違ってローテンションで雑な解説ですみません。正直、私も皆様と同じ程度にしか理解しておりません。なんでか? それは私がこれらのウェアラブル端末に興味が無いからですね。
いや、興味はあるんですよ。ただ、腕時計やブレスレットが苦手なんです。手首に何かを巻いているとイーッとなるのです。アトピー持ちなので痒くなってしまうというコトもありますし、若い頃から着けていなかったので慣れていないというコトもあるのでしょう。だからこそずっと懐中時計を愛用しているのです。
そんなワケで、手首に巻くタイプの端末、Apple Watchにも他社の端末にも今ひとつ真剣になれないんですね。持っていたら結構役に立つんだろうなとは思うのですが、導入には至らないんです。やはり苦手意識でしょうか。

同時に発表された新しいMacBookやMacBook Air、MacBook Proにも特に食指は動きません。いくら薄くて軽くても、画面が小さいとグッとこないんですよね。大画面主義ですから。ただ、新規格ポートであるUSB-typeCは気になりますけど。
詳しくはこちら。
http://japanese.engadget.com/event/apple201503/articles/

さあ、そんなカンジの初春。花粉が飛んだり、大寒波が来たり、急に暖かくなったりと気象的にも慌ただしい日々ですが、皆様体調にはお気を付け下さいね。

2015/02/07

地テシ:065 真田丸の巻

ああ、気がついたらまた「真田十勇士」の東京公演も終わり、名古屋公演も終わり、大阪公演が始まっていましたね。2015年も一月が終わり、時の流れの速さを感じるお年頃です。

「真田十勇士」東京公演はまあちょっと色々とありましたが、名古屋公演は無事に終わり、無事に大阪公演の幕も上がってラスト10ステージを切りました。来週には久しぶりに福岡にも行きますが、なんともバタバタしたスケジュールなのが残念です。

ですが、大阪公演ではちょっと時間に余裕がありまして、休日には大阪観光ができました。観光っつったって大阪で生まれ育った私ですから今更わざわざ行きたいところも少ないのですが、今回は「真田十勇士」ツアー。となれば真田幸村関係のポイントは押さえておきたいところですね。
今年は大阪夏の陣から400年。そして来年にはNHK大河ドラマで「真田丸」が放映されるコトも決まり、大阪城近辺では異様な盛り上がりを見せていますよ。商魂逞しいとも言えますが、地域活性は重要なのだとも思います。何と言いましても、ちょっとしか興味のない人がより深く興味を持つキッカケになることも大事です。

というワケで、幸村フィーバー溢れる大阪を散策です。まずは幸村終焉の地である安居神社へ。

 

天王寺のすぐ北、一心寺の向かいにある神社ですが、一説にはこの神社の境内で休んでいるところを討ち取られたとか。それを記念してか石碑と銅像もありました。

続いては真田丸跡地へ。大河ドラマのタイトルになるほど有名な場所ですが、何しろ数ヶ月で造られて消えた出丸ですので、比定地が確定していません。諸説ある中でも有名なのは三光神社でしょうか。以前にも行きましたが、今回改めて訪れてみました。














幸村の銅像とともに真田の抜け穴と言われる洞窟入り口があります。この辺りから明らかに土地が隆起しているので、確かに出丸っぽくもあるのですが、ちょっと東過ぎるという説もあります。

そして幸村の墓のある心眼寺へ。こちらも真田丸跡地と伝承があり、諸々の文献も合わせると、こちらの方が信憑性があります。


















まあ、いずれにしてもこの辺りに真田丸があったことは確かなようです。住所で言えば天王寺区餌差町ですが、すぐ隣には真田山町もあり、まあ、この辺でしょう。アバウトに言えばこの辺り一帯です。確かに土地が凸凹していてそれっぽいからそれで良いじゃないですか。


















そんなこんなの真田ツアー。今年から来年に掛けて盛り上がっていく地域だと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

2015/01/04

地テシ:064 2014年の写真 落ち穂拾い その四

えー、皆様、明けましておめでとうございます。いよいよ2015年。なにがいよいよなんだか判りませんが、いよいよです。ええと、強いて言えば劇団☆新感線がいよいよ35周年ってコトでしょうか。なので35周年記念特設ページが新年早々公開されましたね。
http://www.vi-shinkansen.co.jp/35thAnv/
このページでは35年間の公演チラシがどんどん遡って表示されるのですが、その中に何枚か私がデザインもしくはデザイン協力したモノも何枚か混ざっているのが感慨深いですね。
そして次回公演の特設サイトも公開されました。
http://www.g-v-g.com
ゲストも発表されて、なんだか楽しくなって参りました。まだまだ先の話ですが、どうぞご期待下さい!

そして昨年末の、そして「真田十勇士」の稽古大詰めの忙しい時期に、そして何故だか急に自分の写真ファイルを公開して参りました落ち穂拾いシリーズ。そしてホントになんでなんだか。そして予想通りですが、やっぱり昨年中に終えるのは無理だったようですね。そして年越しちゃいました。そしてそれもまた良いでしょう。
そんな落ち穂拾いもキリがないので今回で最後です。

まずは阿佐ヶ谷の写真。JR阿佐ヶ谷駅前から南に延びる阿佐ヶ谷パールセンター商店街。行ったことがある方なら、屋根付きのアーケードにもかかわらず、微妙にうねっているのをご存じでしょう。実はココは、古道好きにはよく知られている通りでして、鎌倉街道の名残といわれているのです。
鎌倉街道というのは、鎌倉時代に関東地方に張り巡らされた街道のコト。将軍家に何かあった時には「いざ鎌倉」と馳せ参じるために整備された街道です。
その街道も時代と共に廃れていったワケですが、部分的にというか、結構な割合で残っているのです。ただし、大通りとしてではなく、割と細い住宅路として残っているケースが多いのですが。
この阿佐ヶ谷パールセンター商店街もその一つと言われていて、祖師ヶ谷大蔵辺りから埼玉県大宮方面に抜ける街道があったんだそうです。その名残で妙にうねっているんですって。

その商店街の一角に庚申塚が祀られています。


庚申塚というのは道の分岐点とか村の入り口とかに置かれる塚でして、天孫降臨の際に道案内した猿田彦神にちなんで三猿が彫られたり、青面金剛が彫られたりしています。要するに、重要な道しるべの役割を果たしていたんですね。


つまり、この十字路は、鎌倉街道と、それに直交する道との重要な交差点だったと推測されます。かように庚申塚は古街道を探すのに有力な証拠となるんですね。
この庚申塚の写真を撮っている時に、地元のおばあさまに話しかけられました。そんな写真を撮っている人が珍しかったんでしょうね。
おばあさまは御年83歳。その割にはとてもしっかりした矍鑠としたおばあさまでした。で、おばあさまの話では、昭和20年の東京大空襲の折、新宿方面から青梅街道を通って避難してきた人々が、阿佐ヶ谷南部の交差点で右折北上し、このパール商店街(当時はもちろん商店街はなく、ただの道だったそうですが)を通って埼玉方面に疎開していったそうです。つまり、当時としては重要な街道だったんですね。その名残がパール商店街ってコトです。なので、微妙にうねっているんですね。


すぐ横にはけやき並木で有名な中杉通りが通っていますが、こちらは戦後に整備された大通りなのでキッチリ直線です。今でこそ中杉通りがメインストリートですが、かつてはパール商店街のうねった道こそが埼玉方面へ抜ける街道だったってコトですよ。やはり地元の古老との会話が一番信用できますね。偶然の出会いでしたが貴重なお話を聞くことができました。




さて、昨年の写真紹介の最後はこちらの二枚。ええと、とりあえず写真をご覧下さい。


皆さんご存じ、iPhone6とiPhone6 plusが発売されたのは昨年9/19、つまり「ラストフラワーズ」大阪公演中です。こちとら公演中で忙しいワケですし、旅先ですから気軽に買うワケにもいきません。しかし、気にはなるワケです。
今までのiPhoneシリーズでは、極端には大きさは変わりませんでした。iPhone5で縦長にはなりましたが、横幅はほぼ同じ。全体としては多少の変化でした。しかし、6では丸々一回り大きくなった上に、6plusに至っては二回り大きくなったのです。この変化は大きいですよ。いや、大きくなったからって大きな変化とは限りませんが、今回のは大きく変化です。しかし、その変化の具合が判らない。店頭に行けば本物があるでしょうから手に取って確かめることもできましょうが、だからこちとら本番中なんだってば。

同じように思っている人も多かったんでしょうね。ネット上に新しいiPhoneの実サイズ線画を公開しているサイトがありました。これはいい。なので、それをプリントアウトしてダンボールに貼り付け、切り取って並べてみたのが先ほどの写真です。
これならば直感的にサイズが分かります。厚さもほぼ本物と一緒。村杉蝉之介さんがお持ちのiPad miniもお借りして、大きさを比較してみたんですね。これは判りやすい。
重ねてみた方が判りやすいですかね? ではこちらをどうぞ。


発売されてから三ヶ月以上経ちますから、既にご購入の方、店頭で触ってみた方も多いでしょうが、私にとっては大事な比較写真なんです。なぜならまだ買ってないから。なんだかバタバタしてまだ買ってません。その内に買うとは思いますけど。

このダンボール模型、「ラストフラワーズ」関係者のiPhoneユーザーの中でも好評でして、へー、こんなサイズなんだとか、やっぱり大きいねとか、結構皆さん食いついて頂いたのですが、そしてその食いついた人々の中には阿部サダヲさんや宮藤官九郎さんもいたのですが、まさかTVCMがこのお二人だとは気付きませんでした。なんか恥ずかしいじゃないですか。そんなお二人にダンボール模型を見せていただなんて、ねえ。

えー、そんなこんなの昨年写真。今年も色々散歩したりしながら面白いモノを見つけたいと思います。どうぞ今年もよろしくお願い致します。